須比智邇神

すひじにのかみ

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説明

日本記紀神話に登場する大地の砂土を司る神で神世七代を構成する一人。古事記では「須比智邇神(すひじにのかみ)」、日本書紀では「沙土煑尊(すひじにのみこと)」、「沙土根尊(すひじねのみこと)」を記されている。「須(す)」は「沙(す)」のことで「砂/沙(すな)」の語素、「比智(ひじ)」は「泥(ひじ)」で泥土のこと、「邇(に)」は「土(に)」で土を示すと考えられる。男神宇比地邇神と対の神で大地がようやく形を成してきた状態を神名で表現したものと考えられている。

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沙土煮尊󠄂(スイチニノミコト)

江戸後期
玉蘭斎貞秀著
「神佛図會」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain

天神㐧四代
埿土煮尊󠄂 陽神
角樴尊󠄂トモ申 月讀ノ宮相殿ナリ
沙土煮尊󠄂 陰神 御歳二百億万
活樴尊󠄂トモ申 伊雑波権現是ナリ
此尊󠄂時ニ居リテ火德ヲ以テ君臣ヲ立玉フ/土ヲ取テ釜ドヲ作リ并ニ器物作リ石ヲ以テ打合セ日光ニ干タル草木ニ火ヲウツシ釜戶ニ火ヲタク初ナリ/土品ヲカケテ塩ヲ焼キ火食是ノ時ニ初ム/然ナレバ御名ニ有リ木竹ヲヤキ切弓矢鎗ノ如ク作リ鳥ヲ射テハ其觜ヲ取テ木枝ノ先ニ付鹿ヲ突テ角ヲケヅリ用ヒ獣ヲ得テ爪牙ヲ用ヒ玉フ/山谷ニ入リ亦初テ鐵ヲ見出シ是ヲ火中ニ入テ石ヲ以テタヽキ斧戟ヲ作リ釼ヲ製シ/此君初テ木火土金ノ大利易有コトヲ知リ玉フ/是スナハチ鍛冶工ノ初メナリ/其道ノ祖神タリ

キーワード

参考文献

  • 18日本の神様読み解き事典
    • 著者:川口謙二
    • 編集:川口謙二
    • 発行者:芳賀啓
    • 発行所:柏書房株式会社
  • 21古事記(上)-全三巻-
    • 発行者:野間佐和子
    • 発行所:株式会社講談社
  • 22日本書紀(一)〔全5冊〕
    • 発行者:山口昭男
    • 発行所:株式会社岩波書店

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