セドナ

Sedna

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説明

イヌイットに伝わる恐ろしい海の女神。一つ目で指が無く、巨大で荒々しく、邪悪な死者を眷属としている。セドナは元々人間であったが、人間に化けた海燕に求婚され、これを受けた。セドナの父親はこれに怒ってセドナを彼のもとから引き剥がし、船に乗せて帰ろうとした。その時途端に海が荒れ大嵐になったので、父親はこれが彼の復讐だと考え、恐怖に駆られてセドナを海に投げ込んで自分だけ助かろうとした。しかしセドナが必死に船べりにしがみつくので、父親は櫂でセドナの左眼をつぶし、斧で指を叩き切った。こうしてセドナは海の底にすむ神になったのだという。また別の伝説ではセドナは巨人の夫婦の間に生まれたが、他の巨人よりさらに食欲が旺盛で、夫婦が寝ている時に彼らを食べようとしたため、ボートに乗せられ海に落とされたのだという。ボートにしがみつくセドナの指を切り離すとその一つ一つクジラやアザラシ、魚の群れなどに変わったという。

海に棲むあらゆる生物の母であり、海の気象を支配しているとされる。従ってイヌイットのシャーマンは不漁の際はトランス状態になってセドナと交渉する。

関連項目

キーワード

参考文献

  • 01西洋神名辞典 DICTIONARY OF GODDESSES AND GODS
    • 監修:山北篤
    • 著者:稲葉義明、桂令夫、他
    • 発行者:高松謙二
    • 発行所:株式会社新紀元社
  • 31アメリカ・インディアン神話 (原題:NORTH AMERICAN INDIAN MYTHOLOGY)
    • 著者:コティー・バーランド(Cottie Burland)
    • 編集:マリアン・ウッド
    • 翻訳:松田幸雄
    • 発行者:清水一人
    • 発行所:青土社

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