忿怒月黶菩薩(ふんぬがってんぼさつ)

Krodhacandratilaka

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説明

仏教における菩薩ないし明王の一尊。サンスクリット名を「クローダチャンドラティラカ(Krodhacandratilaka)」といい、クローダは「怒り」、チャンドラは「月」、ティラカは「そばかす(や発疹)」といった意味があるため「忿怒月黶菩薩」、あるいは「月黶忿怒菩薩(がってんふんぬぼさつ)」と称される("黶"はあざやほくろといった皮膚の変色した部分を指す)。また「金剛月黶(こんごうがってん)」、「月黶尊(がってんそん)」、「忿怒月黶尊(ふんぬがってんそん)」などの名前でも呼ばれ、音写では「句路駄賛捺羅底羅迦(くろださんだらていらか)」と記される。降三世明王の異名別体の一つであり、胎蔵界曼荼羅金剛手院中の第一行(内側)の第七位(西端)に配される。金剛手院全体の教令輪身にあたり、あらゆる障害を鎮め悪事を行う者らを降伏させる仏尊だとされる。

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月黶忿怒菩薩

国訳秘密儀軌編纂局 編
「新纂仏像図鑑 地之巻」より
国立国会図書館蔵
Copyright: public domain

胎蔵界曼荼羅金剛手院における図像。黒肉色の身色で三目四牙四臂の極大忿怒相を表し、左右の第二手で契印を結び、左第一手で一鈷金剛杵、右第一手で鉾鑞を持つ。

キーワード

参考文献

  • 47密教辞典
    • 編集:佐和隆研
    • 発行者:西村七兵衛
    • 発行所:株式会社法藏館
  • 57佛教大辭典
    • 著者:望月信了
    • 発行者:坂田良弘
    • 発行所:佛教大辭典發行所

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