アメサ・スペンタ

Amesa Spenta, Aməša Spənta

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説明

ゾロアスター教における聖なる存在(神々)の総称で、アメシャ・スペンタ、アムシャスペンズ、アメシャス・スペンタとも呼ぶ。名前は「聖なる不死者」ないし「不滅の聖性」の意。ゾロアスターの宗教改革以前に信じられていた古代ペルシアの神々だったと思われる。つまり至高神であるアフラ・マズダを絶対の存在とする一方で、古代から信仰・人気のあった神々を、アメサ・スペンタとして教義に取り込み、邪悪な神であるアンラ・マンユに対立する唯一絶対の神アフラ・マズダの見せる別の顔として定義しなおしたというのが通説である。アフラ・マズダだけが信仰に値する存在で六柱ないし七柱のアメサ・スペンタは、アフラ・マズダと人間(信者)達の間を仲介する存在とされる。その使者という立場からよくユダヤ・キリスト教の天使(参考:エンジェル)と比較される。

アメサ・スペンタはそれぞれが、生き物の種、一年のある一部、といった世界を構成する特定の部分に関わっている。ゾロアスター教の天界にける天界の最高天に住み、眩く輝く不可知の存在であり、教主ゾロアスターはアメサ・スペンタの前に立ったときその輝きで自分の影すら見れなかったという。信者だけでなくヤザタでさえも彼等に祈祷を捧げるとされる。

この項目に関する表

アメサ・スペンタ各柱の名前と司る象徴》
スプンタ・マンユ

真理

ヴォフ・マノ

善き思い、動物、家畜

アシャ・ヴァヒシュタ

正義、火

スペンタ・アルマイティ

信仰、地

クシャスラ

支配、太陽と天

ハウルヴァタト

完全、水

アメレタト

不死、植物

関連項目

キーワード

参考文献

  • 07ヴィジュアル版
    世界の神話百科『東洋編』 エジプトからインド、中国まで
    • 監修:近藤二郎、中村忠男、前田龍彦
    • 著者:レイチェル・ストーム
    • 翻訳:山本史郎、山本泰子
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房
  • 11シリーズファンタジー百科
    世界の妖精・妖怪辞典
    • 著者:キャロル=ローズ
    • 発行者:成瀬雅人
    • 発行所:株式会社原書房
  • 13天使辞典 (原題:A Dictionary of Angels -including the fallen angels-)
    • 著者:Gustav Davidson(グスタフ=デイヴィッドスン)
    • 発行者:矢部敬一
    • 発行所:株式会社創元社
  • 40Truth In Fantasy 74
    オリエントの神々
    • 著者:池上正太
    • 発行者:大貫尚雄
    • 発行所:株式会社新紀元社

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