大悲胎蔵生曼荼羅

大悲胎蔵生曼荼羅とは

両界曼荼羅のうち、大日経に基づいて描かれた曼荼羅を「大悲胎蔵生曼荼羅(だいひたいぞうしょうまんだら)」と言う(他に「大悲胎蔵界曼荼羅」、「胎蔵 界曼荼羅」などとも称する)。「胎蔵」とは女性の子宮を指す言葉で、この曼荼羅は大日如来から他の諸尊が大悲(広大な慈悲)によって生まれ出でた様を図示したものと言える。また衆生が本来持っている(迷いを捨てれば理解することができる)己の仏性、本来の性質を表現したものとされ、その為「自性曼荼羅」、「理曼茶羅」などと呼ばれることもある。

当サイトでは伝真言院曼荼羅を例にとりその実際を紹介している。東寺(教王護国寺)の蔵する伝真言院両界曼荼羅は「西院曼荼羅」、「西院本」などとも呼ばれ日本に現存する彩色曼荼羅では最古のものと考えられている。

大悲胎蔵生曼荼羅の構造

胎蔵界曼荼羅では関係ある諸尊をそれぞれ「院」と呼ばれる区画に配当している。これら院はそれぞれ異なる誓願(各仏尊が成し遂げようと立てた誓い)によって分けられている。伝真言院版では院は全部で十二あるが、最外縁の「外金剛部院」は本来の大日経には存在しない。曼荼羅の書き手と阿闍梨は、経典に記されていない仏尊を描くこと許されており、これを受けて描かれたのが外金剛部院の仏尊達である。従って外金剛部院は各曼荼羅で各々尊数や仏尊の種類が異なっている。
また、西方に位置する蘇悉地院も大日経に記載されない院である。この院は文殊院と釈迦院に対応して上下のバランスを取るために、虚空蔵院を二院に分けたために発生したものである。

伝真言院版では釈迦院の外に文殊院を配置しているが、この配置が反対になった曼荼羅も存在する(胎蔵図像、広大儀軌版、青龍寺儀軌版など)。この配置換えは善無畏の「大日経疏」における大日経の解釈に添ったものなので「善無畏系曼荼羅」と呼ばれている。反対に伝真言院版のように配置換えを行わず、大日経にそって忠実に釈迦院と文殊院を配置したものは「ブッダグフヤ系曼荼羅」と呼ばれている(他に胎蔵旧図像、仁和寺版、長谷寺版など)。
また、大日経では各院を中央から第一重、第ニ重、第三重の三グループに分けている("重"は本来の大日経では"マンダラ"を記されているが日本では基本的に"重"と言う)。この三重構造を保つため、本来三重構造に無い外金剛部院を第三重とし辻褄を合わせている。

胎蔵界曼荼羅は東を上として描かれている。実際に方位が記入されいる訳ではないが、これは外金剛部院の方位に司る諸尊の配置によって確認できる。東を上として描かれる理由については定かにはなっていないが、太陽の登る方角を基準にしたという説が有力である。

大悲胎蔵生曼荼羅仏尊一覧

001 002 003 004 005 006 007 008 009 010 011 012 013 014 015 016 017 018 019 020 021 022 023 024 025 026 027 028 029 030 031 032 033 034 035 036 037 038 039 040 041 042 043 044 045 046 047 048 049 050 051 052 053 054 055 056 057 058 059 060 061 062 063 064 065 066 067 068 069 070 071 072 073 074 075 076 077 078 079 080 081 082 083 084 085 086 087 088 089 090 091 092 093 094 095 096 097 098 099 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 117 118 119 120 121 122 123 124 125 126 127 128 129 130 131 132 133 134 135 136 137 138 139 140 141 142 143 144 145 146 147 148 149 150 151 152 153 154 155 156 157 158 159 160 161 162 163 164 165 166 167 168 169 170 171 172 173 174 175 176 177 178 179 180 181 182 183 184 185 186 187 188 189 190 191 192 193 194 195 196 197 198 199 200 201 202 203 204 205 206 207 208 209 201 211 212 213 214 215 216 217 218 219 220 221 222 223 224 225 226 227 228 229 230 231 232 233 234 235 236 237 238 239 240 241 242 243 244 245 246 247 248 249 250 251 252 253 254 255 256 257 258 259 260 261 262 263 264 265 266 267 268 269 270 271 272 273 274 275 276 277 278 279 280 281 282 283 284 285 286 287 288 289 290 291 292 293 294 295 296 297 298 299 300 301 302 303 304 305 306 307 308 309 310 311 312 313 314 315 316 317 318 319 320 321 322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 373 374 375 376 377 378 379 380 381 382 383 384 385 386 387 388 389 390 391 392 393 394 395 396 397 398 399 400 401 402 403 404 405 406 407 408 A
第一重
中台八葉院
「八葉蓮華(はちようれんげ)」と呼ばれるように001:大日如来を中心として八枚の蓮華をかたどった形象をしている。東・西・南・北の四方向に四如来、北東・東南・南西・西北の四方位に四菩薩が置かれる。四如来の時計方向隣にある菩薩がその如来に生み出された菩薩とされる。
001
大日如来
だいにちにょらい
大毘盧遮那如来
だいびるしゃなにょらい
マハーヴァイローチャナ
महाविरोचन
Mahāvirocana

中台八葉院、ひいては胎蔵界曼荼羅全体における主尊。五智全体および法界体性智(四智全てが合わさった状態。清らかな心で全てを照らし出す智恵)を象徴する。

大日如来
ヴァイローチャナ

002
宝幢如来
ほうどうにょらい
ラトナケートゥ
रत्नकेतु
Ratnaketu

いわゆる宝生如来。五智のうち大円鏡智(心を鏡にし全てのものを写し取る智恵)を象徴する。魔を智慧という旗印によって降伏させる。

宝生如来
宝幢如来

003
開敷華王如来
かいふけおうにょらい
サムクスミタラージャ
संकुसुमितराज
Saṃkusumitarāja

五智のうち平等性智(自他共に全てが平等であると知る智恵)を象徴する。一切の魔を寄せ付けない光を放つ。

開敷華王如来

004
阿弥陀如来
あみだにょらい
無量寿如来
むりょうじゅにょらい
無量光如来
むりょうこうにょらい
アミターユス
अमितायुस्
Amitāyus
アミターバ
अमिताभ
Amitābha

ここに置かれるのは阿弥陀如来であるが、阿弥陀如来とは無量寿如来と無量光如来の両如来をまとめて指す言葉であるためどちらでも表現される。五智のうち妙観察智(一切のものを正確に見極める智恵)を象徴する。

阿弥陀如来

005
天鼓雷音如来
てんくらいおんにょらい
ドゥンドゥビニルゴーシャ
दुन्दुभइनिर्घोष
Dundubhinirghoṣa

五智のうち成所作智(衆生の全ての願いをかなえるための智恵)を象徴する。雷鳴のように法音(説法や読経の声)を轟かせ人々を教化する。

天鼓雷音如来

006
普賢菩薩
ふげんぼさつ
サマンタバドラ
समन्तभद्र
Samantabhadra

002:宝幢如来から発生した菩薩。大乗の実践行を成し遂げた徳を表す。

普賢菩薩

007
文殊菩薩
もんじゅぼさつ
マンジュシュリー
मञ्जुश्री
Mañjuśrī

003:開敷華王如来から発生した菩薩。空(一切は実体も自性もないこと)の智恵を持って菩提心を清め煩悩を断ずる。

文殊菩薩

008
観自在菩薩
かんじざいぼさつ
アヴァローキテーシュヴァラ
अवलोकितेश्वर
Avalokiteśvara

004:阿弥陀如来から発生した菩薩。人々の苦しみを見抜き救う。

観音菩薩

009
弥勒菩薩
みろくぼさつ
マイトレーヤ
मैत्रेय
Maitreya

005:天鼓雷音如来から発生した菩薩。あらゆる人々を慈悲を持って救済する。

弥勒菩薩

遍知院
中央に遍知印を配するため遍知院と呼ばれる。大日如来の悟り、大悲と諸尊を発生させる原動力を象徴している。
010
遍知印
へんちいん
一切如来智大印
いっさいにょらいちだいいん
サルヴァタサーガタジュニャーナマハームドラー
सर्वतथागतज्ञनमहामुद्रा
Sarvatathāgatajñanamahāmudrā

正確には仏尊ではない。蓮華座の上に描かれた正三角(△)或いは逆三角(▽)の図象で表される。001:大日如来の大悲(広大な慈悲)を象徴するもので、元々は燃え上がる炎、或いはインドのシヴァの男性原理を表すものだったと見られる(下向きであれば女性原理)。正三角は悟りを求めるしるし、逆三角は悟りを衆生に示すしるしとされている。日本の曼荼羅は正三角を描くが、チベットでは逆三角を描く。

011
優楼頻螺迦葉
うるびんらかしょう
ウルヴィルヴァーカーシュヤパ
उरुविल्वाकाश्यप
Uruvilvākāśyapa

釈迦に帰依した迦葉三兄弟の長男。火を崇拝する儀式を行っていたため、010:遍知印の脇に配されている。

012
伽耶迦葉
がやかしょう
ガヤーカーシュヤパ
गयाकाश्यप
Gayākāśyapa

釈迦に帰依した迦葉三兄弟の三男。長男である011:優楼頻螺迦葉とともに元はバラモンで火を崇拝する儀式を行っていたため、010:遍知印の脇に配されている。

013
仏眼仏母
ぶつげんぶつも
ブッダローチャニー
बुद्धलोचनी
Buddhalocanī

001:大日如来や010:遍智印の仏を産む原動力を別尊として表現したもの。仏眼尊(ぶつげんそん)とも呼ばれる。

014
准胝仏母
じゅんていぶつも
七倶胝仏母
しちぐていぶつも
チュンディーバガヴァティー
चुन्दीभगवती
Cundībhagavatī
サプタコーティーブッダバガヴァティー
सप्तकोटीबुद्धभगवती
Saptakoṭībuddhabhagavatī

いわゆる准胝観音。倶胝は膨大な、臆や兆といった桁のこと。膨大な数の諸尊を生んだ仏尊として仏眼仏母とともに配置される。

准胝観音

015
大勇猛菩薩
だいゆうみょうぼさつ
マハーヴィーラ
महावीर
Mahāvīra

「大日経」ではここに如意宝珠を置くが、これを菩薩形で表現したのが大勇猛菩薩である。001:大日如来の衆生利益を実践する徳を別尊で表現したもの。

016
大安楽不空金剛三昧耶真実菩薩
だいあんらくふくうこんごうさんみやしんじつぼさつ
ヴァジュラーモーガサマヤタットヴァ
वज्रामोघसमयतत्त्व
Vajrāmoghasamayatattva

さまざまな智慧と智慧を司る諸尊を生み出す力をあらわしたもの。普賢延命菩薩と同体とされる。

持明院
持明院は五尊のみが配置されるため、別名「五大院」とも呼ばれる。煩悩を克服する力を象徴している。
017
不動明王
ふどうみょうおう
アチャラナータ
अचलनाथ
Acalanātha

サンスクリット名は「動かざる支配者」といった意。001:大日如来の教令輪身であり、全ての魔や煩悩を降伏させる。

不動明王

018
伐折囉吽迦囉金剛
ばざらうんきゃらこんごう
降三世明王
ごうざんぜみょうおう
ヴァジュラフームカーラ
Vajrahūṃkāra
वज्रहूंकार
トライローキャヴィジャヤ
त्रैलोक्यविजय
Trailokyavijaya

021:勝三世明王と同体だが、分けて描かれる。フームカーラとは怒りの声をあらわす。降三世、勝三世といった名は三界の創造者と称されるシヴァ(トライローキャカルトリ)を倒したことによる。

降三世明王

019
般若波羅蜜多菩薩
はんにゃはらみたぼさつ
プラジュニャーパーラミター
गयाकाश्यप
Prajñāpāramitā

実際の「大日経」には説かれない仏尊であるが、善無畏著の「大日経疏」の解釈に沿って配される。

般若菩薩

020
閻曼徳迦菩薩
えんまんとっきゃぼさつ
ヤマーンタカ
यमान्तक
Yamāntaka

いわゆる大威徳明王。004:阿弥陀如来の教令輪身であり、名前は「ヤマ=閻魔を倒した者」を表す。

大威徳明王

021
勝三世明王
しょうさんぜみょうおう
トライローキャヴィジャヤ
त्रैलोक्यविजय
Trailokyavijaya

018:伐折囉吽迦囉金剛と同体とされるが分化して描かれる。

降三世明王

観自在院
「蓮華部院(れんげぶいん)」とも呼ばれる。蓮華のように曇りのない菩提心を象徴する。
022
聖観自在菩薩
しょうかんじざいぼさつ
アヴァローキテーシュヴァラ
अवलोकितेश्वर
Avalokiteśvara

いわゆる観音菩薩。観自在院の主尊でサンスクリット名は「自在に見得る者」といった意。衆生を智慧で見守り救う。

観音菩薩

023
多羅菩薩
たらぼさつ
ターラー
तारा
Tārā

インド神話における知恵の神ブリハスパティの妻ターラーが仏教に取り込まれたもの。「救度母(くども)」とも呼ばれる。またサンスクリット名には瞳孔の意味があり、慈愛の目で遍く衆生を救う女神であるのでここに置かれる。

ターラー 多羅菩薩

024
大明白身菩薩
だいみょうびゃくしんぼさつ
ガウリーマハーヴィドヤー
गौरीमहाविद्या
Gaurīmahāvidyā

サンスクリット名は「白く輝く広大な知識を持つ者」といった意。シヴァの妻パールヴァティーの一面「ガウリー(Gaurī)」が仏教に取り込まれたもの。

025
馬頭観音菩薩
ばとうかんのんぼさつ
ハヤグリーヴァ
हयग्रीव
Hayagrīva

ヴィシュヌの一形態が仏教に取り込まれたもの。サンスクリット名は「たてがみを有する者」ないし「馬の頭」を意味する。忿怒形なのは観自在院自体の教令輪身であるため。

馬頭観音
ハヤグリーヴァ

026
毘哩倶胝菩薩
びりぐちぼさつ
ブリクティー
भृकुती
Bhṛkuṭī

「毘哩胝菩薩(びくちぼさつ)」とも。サンスクリット名は「眉を寄せる者」といった意味。022:聖観自在菩薩の額の皺から生じたとされる仏尊で、誤った考えを持つ者に恐れを抱かせるという。

027
大勢至菩薩
だいせいしぼさつ
マハースターマプラープタ
महास्ठामप्राप्त
Mahāsthāmaprāpta

いわゆる勢至菩薩。智力による光で人間の悩みや迷いを除き、人々が悪道に染まることがないように助ける。サンスクリット名は「大勢を得る者」といった意。

勢至菩薩

028
蓮華部発生菩薩
れんげぶほっしょうぼさつ
パドマクロードバヴァ
पद्मकुलोद्भव
Padmakulodbhava

029
寂留明菩薩
じゃるみょうぼさつ
シヴァーヴァハヴィドヤー
शिवावहविद्या
Śivāvahavidyā

030
大吉祥明菩薩
だいきっしょうみょうぼさつ
シュリーマハーヴィドヤー
श्रीमहाविद्या
Śrīmahāvidyā

031
大吉祥大明菩薩
だいきっしょうだいみょうぼさつ
マハーシュリーマハーヴィドヤー
महाश्रीमहाविद्या
Mahāśrīmahāvidyā

032
如意輪菩薩
にょいりんぼさつ
チンターマニ
चिन्तामणि
Cintāmaṇi

いわゆる如意輪観音。衆生を苦しみから救い富を与え願いを成就させるという。如意輪とは如法宝珠と法輪とのこと。

如意輪観音

033
耶輸陀羅菩薩
やしゅだらぼさつ
ヤショーダラー
चिन्तामणि
Yaśodharā

釈迦の出家前の妃「ヤショーダラー」を神格化したもの。

034
窣堵波大吉祥菩薩
そとばだいきちじょうぼさつ
ストゥーパマハーシュリー
स्तूपमहाश्री
Stūpamahāśrī

035
大随求菩薩
だいずいくぼさつ
マハープラティサラー
महाप्रतिसरा
Mahāpratisarā

サンスクリット名の「プラティサラー」は「護符(紐)」、「従僕」といった意味があり、衆生の求めに随(したが)い与える菩薩ということで「随求」と漢字を当てる。

大随求菩薩

036
白処尊菩薩
びゃくしょそんぼさつ
パーンダラヴァーシニー
पाण्डरवसिनी
Pāṇḍaravasinī

いわゆる白衣観音。サンスクリット名は「白衣を纏うもの」といった意。清浄な菩提心の顕われを白い衣で表現したもの。

白衣観音

037
大吉祥変菩薩
だいきっしょうへんぼさつ
ラクシュミーマハーヴィドヤー
लक्ष्मीमहाविद्या
Lakṣmīmahāvidyā

038
水吉祥菩薩
すいきちじょうぼさつ
ウダカシュリー
उदकश्री
Udakaśrī

039
不空羂索菩薩
ふくうけんじゃくぼさつ
アモーガパーシャ
अमोघपाश
Amoghapāśa

いわゆる不空羂索観音。羂索(獣や魚を捕らえる網や綱のこと)のように漏らさず衆生を救済するという。

不空羂索観音

040
豊財菩薩
ぶざいぼさつ
ボーガヴァティー
भोगवती
Bhogavatī

041
白身観世音菩薩
びゃくしんかんぜおんぼさつ
シュヴェータバガヴァティー
श्वेतभगवती
Śvetabhagavatī

042
被葉衣菩薩
ひようえぼさつ
パルナシャバリー
पर्णशवरी
Parṇaśavarī

変化観音の一。

葉衣観音

043
多羅使者
たらししゃ
ターラーチェーティー
ताराचेटी
Tārāceṭī

044
蓮華部使者
れんげぶししゃ
パドマクラチェーティー
पद्मकुलचेटी
Padmakulaceṭī

045
鬘供養使者
まんくようししゃ
マーラープージャー
मालापूजा
Mālāpūjā

046
蓮華軍茶利菩薩
れんげぐんだりぼさつ
パドマクンダリー
पद्मकुण्डली
Padmakuṇḍalī

047
048
049
050
蓮華部使者
れんげぶししゃ
パドマクラドゥーティー
पद्मकुलदूती
Padmakuladūtī

051
蓮華部士女
れんげぶしにょ
パドマクラチェーティー
पद्मकुलचेटी
Padmakulaceṭī

052
蓮華部使者
れんげぶししゃ
パドマクラチェーティー
पद्मकुलचेटी
Padmakulaceṭī

053
焼香供養使者
しょうこうくようししゃ
ガンダプージャー
गन्धपूजा
Gandhapūjā

054
塗香供養使者
ずこうくようししゃ
ドゥーパプージャー
धूपपूजा
Dhūpapūjā

055
宝供養使者
ほうくようししゃ
ラトナプージャー
रत्नपूजा
Ratnapūjā

056
蓮華部使者
れんげぶししゃ
パドマクラチェーティー
पद्मकुलचेटी
Padmakulaceṭī

金剛手院
「金剛部院(こんごうぶいん)」ともいう。煩悩を破る智慧を象徴する。
057
金剛薩埵菩薩
こんごうさったぼさつ
ヴァジュラサットヴァ
वज्रसत्त्व
Vajrasattva

いわゆる金剛薩埵。菩提心をあらわす仏尊で、サンスクリット名は「固い勇気を持つ者」といった意。001:大日如来の教えを人々に伝授する仲介者。

金剛薩埵

058
金剛手持金剛菩薩
こんごうしゅじこんごうぼさつ
忙莽鶏菩薩
もうもうけいぼさつ
ヴァジュラハスタヴァジュラダラ
वज्रहस्तवज्रधर
Vajrahastavajradhara
マーマキー
मामकी
Māmakī

059
金剛鈎女菩薩
こんごうこうにょぼさつ
ヴァジュラーンクシー
वज्राङ्कुशी
Vajrāṅkuśī

060
発生金剛部菩薩
ほっしょうこんごうぶぼさつ
ヴァジュラクロードバヴァ
वज्रकुलोद्भव
Vajrakulodbhava

061
持金剛鋒菩薩
じこんごうほうぼさつ
ヴァジュラーグラダーリ
वज्राग्रधारि
Vajrāgradhāri

062
金剛拳菩薩
こんごうけんぼさつ
ヴァジュラムシュティ
वज्रमुष्टि
Vajramuṣṭi

063
忿怒月黶菩薩
ふんぬがってんぼさつ
クローダチャンドラティラカ
क्लोधचन्द्रतिलक
Krodhacandratilaka

サンスクリット名は「怒れる月のほくろ」といった意味。金剛手院全体の教令輪身にあたる。あらゆる障害を鎮め悪事を行う者らを降伏させる。

064
虚空無垢持金剛菩薩
こくうむくじこんごうぼさつ
ガガナーマラヴァジュラダラ
गगनामलवज्रधर
Gaganāmalavajradhara

065
金剛牢持菩薩
こんごうろうじぼさつ
シヴァジュラダラ
शिवज्रधर
Śivajradhara

066
忿怒金剛寺菩薩
ふんぬこんごうじぼさつ
ヴァジュラーグラヴァジュラダラ
वज्राग्रवज्रधर
Vajrāgravajradhara

067
虚空無辺超越菩薩
こくうむへんちょうおつぼさつ
ガガナーナンタヴィクラマ
गगनानन्तविक्रम
Gaganānantavikrama

068
金剛鎖菩薩
こんごうさぼさつ
ヴァジュラシュリンカラー
वज्रशृङ्खला
Vajraśṛṅkhalā

069
金剛持菩薩
こんごうじぼさつ
ヴァジュラダラ
वज्रधर
Vajradhara

070
持金剛利菩薩
じこんごうりぼさつ
ヴァジュラーグラダラカ
वज्राग्रधरक
Vajrāgradharaka

071
金剛輪持金剛菩薩
こんごうりんじこんごうぼさつ
チャクラヴァジュラヴァジュラダラ
चक्रवज्रवज्रधर
Cakravajravajradhara

072
金剛説菩薩
こんごうせつぼさつ
ヴァジュラヴィキャータヴァジュラダラ
वज्रविख्यातवज्रधर
Vajravikhyātavajradhara

073
懌悦持金剛菩薩
ちゃくえつじこんごうぼさつ
スラタヴァジュラダラ
सुरतवज्रधर
Suratavajradhara

074
金剛牙菩薩
こんごうげぼさつ
ヴァジュラダムシュトラ
वज्रदंष्ट्र
Vajradaṃṣṭra

075
離戯論菩薩
りけろんぼさつ
ニシュプラパンチャビハーリヴァジュラダラ
निष्प्रपञ्चविहारिवज्रधर
Niṣprapañcavihārivajradhara

076
持妙金剛菩薩
じみょうこんごうぼさつ
スヴァジュラヴァジュラダラ
सुवज्रधर
Suvajradhara

077
持金剛利菩薩
じこんごうりぼさつ
ヴァジュラーグラダラカ
वज्राग्रधरक
Vajrāgradharaka

078
大輪金剛菩薩
だいりんこんごうぼさつ
マハーチャクラヴァジュラ
महाचक्रवज्र
Mahācakravajra

079
金剛使者
こんごうししゃ
ヴァジュラチェーティー
वज्रचेटी
Vajraceṭī

080
金剛軍咤利
こんごうぐんだり
ヴァジュラクンダリー
वज्रकुण्डली
Vajrakuṇḍalī

081
金剛使者
こんごうししゃ
ヴァジュラチェーティー
वज्रचेटी
Vajraceṭī

082
大力金剛
だいりきこんごう
マハーバラ
महाबल
Mahābala

083
金剛鉤女菩薩
こんごうこうにょぼさつ
ヴァジュラーンクシー
वज्राङ्कुशी
Vajrāṅkuśī

084
孫婆菩薩
そんばぼさつ
スンバ
सुम्भ
Sumbha

085
金剛使者
こんごうししゃ
ヴァジュラチェーティー
वज्रचेटी
Vajraceṭī

086
金剛拳菩薩
こんごうけんぼさつ
ヴァジュラムシュティ
वज्रमुष्टि
Vajramuṣṭi

087
金剛童子
こんごうどうじ
ヴァジュラクマーラ
वज्रकुमार
Vajrakumāra

088
金剛王菩薩
こんごうおうぼさつ
ヴァジュララージャ
वज्रराज
Vajrarāja

第二重
釈迦院
釈迦を含む歴史上の釈迦の弟子、釈迦の徳を示す仏尊などが配される院。現実的な救済、教化を表している。
089
釈迦牟尼
しゃかむに
シャーキャムニ
शाक्यमुनि
Śākyamuni

「釈迦族出身の聖者」の意。お釈迦様、つまりゴータマ=シッタルタのこと。三宝(仏・法・僧)のうち仏宝を示す尊。

090
虚空蔵菩薩
こくうぞうぼさつ
アーカーシャガルバ
आकाशगर्भ
Ākāśagarbha

三宝(仏・法・僧)のうち僧宝を示す尊として配置される。釈迦の四侍尊の一尊。

091
観自在菩薩
かんじざいぼさつ
アヴァローキテーシュヴァラ
अवलोकितेश्वर
Avalokiteśvara

三宝(仏・法・僧)のうち法宝を示す尊として配置される。釈迦の四侍尊の一尊。

092
無能勝金剛
むのうしょうこんごう
アパラージタ
अपराजित
Aparājita

四魔(五蘊魔・煩悩魔・死魔・天魔)を打ち破る釈迦の降伏の徳を示す。釈迦の四侍尊の一尊。

093
無能勝妃
むのうしょうひ
アパラージタヴィドヤーラージュニー
अपराजितविद्याराज्ञी
Aparājitavidyārājñī

四魔(五蘊魔・煩悩魔・死魔・天魔)を打ち破る釈迦の降伏の徳を示す。釈迦の四侍尊の一尊。

094
一切如来宝
いっさいにょらいほう
サルヴァタサーガタマニ
सर्वतथागतमणि
Sarvatathāgatamaṇi

「慈悲の目を持って衆生を導く」という釈迦牟尼の功徳を仏尊として表現したもの。

095
如来毫相
にょらいごうそう
タサーガトールナー
तथागतोर्णा
Tathāgatorṇā

「人々の願いをかなえる限りない福行」という釈迦牟尼の功徳を仏尊として表現したもの。

096
大転輪仏頂
だいてんりんぶっちょう
マホシュニーシャチャクラヴァルティン
महोष्णीषचक्रवर्तिन्
Mahoṣṇīṣacakravartin

八仏頂・三仏頂の一尊。

097
光聚仏頂
こうじゅぶっちょう
テージョーラーシチャクラヴァルティン
तेजोराशिचक्रवर्तिन्
Tejorāśicakravartin

八仏頂・三仏頂の一尊。

098
無量声仏頂
むりょうしょうぶっちょう
アナンタシュヴァラゴーシャチャクラヴァルティン
अनन्तस्वरघोषचक्रवर्तिन्
Anantasvaraghoṣacakravartin

八仏頂・三仏頂の一尊。

099
如来悲
にょらいひ
タサーガタカルナー
तथागतकरुणा
Tathāgatakaruṇā

四無量心(限りない衆生に対し救済を行おうとする限りない利他によって発せられる四つの心)の一つ。

100
如来愍
にょらいみん
タサーガタムレーディター
तथागतम्रेडिता
Tathāgatamreḍitā

101
如来慈
にょらいじ
タサーガタマイトリー
तथागतमैत्री
Tathāgatamaitrī

四無量心(限りない衆生に対し救済を行おうとする限りない利他によって発せられる四つの心)の一つ。

102
如来爍乞底
にょらいしゃきち
タサーガタシャクティ
तथागतशक्ति
Tathāgataśakti

103
栴檀香辟支仏
せんだんこうびゃくしぶつ
チャンダガンダプラティエーカブッダ
चन्दनगन्धप्रत्येकबुद्ध
Candanagandhapratyekabuddha

104
多摩羅香辟支仏
たまらこうびゃくしぶつ
タマーラパットラプラティエーカブッダ
तमालपत्त्रप्रत्येकबुद्ध
Tamālapattrapratyekabuddha

105
大目犍連
だいもくけんれん
マハーマウドガリヤーヤナ
महामौद्गल्यायन
Mahāmaudgalyāyana

釈迦の十大弟子・四大弟子の一人。「摩訶目犍連(まかもくけんれん)」、「目犍連(もくけんれん)」、「目連(もくれん)」とも呼ばれる。神通に長けていたとされる。

106
須菩提
しゅぼだい
スブーティ
सुभूति
Subhūti

釈迦の十大弟子・四大弟子の一人。「善吉(ぜんきつ)」、「善現(ぜんげん)」などとも呼ばれる。人とあらそうことがなかったから「無諍第一」と称された。

107
迦葉波
かしょうは
カーシャパ
काश्यप
Kāśyapa

釈迦の十大弟子・四大弟子の一人。「摩訶迦葉(まかかしょう)」、「大迦葉(だいかしょう)」とも呼ばれる。釈迦入滅後の教団をまとめた人物で、頭陀第一(第一人者)と称された。

108
舎利弗
しゃりほつ
シャーリプトラ
शारिप्त्र
Śāriptra

釈迦の十大弟子・四大弟子の一人。「身子」とも呼ばれる。バラモン教の家庭に生まれたが、釈迦の弟子となり教化を助けた。「智慧第一」と称される。

109
如来喜
にょらいき
タサーガタムディター
तथागतमुदिता
Tathāgatamuditā

四無量心(限りない衆生に対し救済を行おうとする限りない利他によって発せられる四つの心)の一つ。

110
如来捨
にょらいしゃ
タサーガトーペークシャ
तथागतोपेक्ष
Tathāgatopekṣa

四無量心(限りない衆生に対し救済を行おうとする限りない利他によって発せられる四つの心)の一つ。

111
白傘蓋仏頂
びゃくさんがいぶっちょう
シタータパトローシュニーシャ
सितातपत्रोष्णीष
Sitātapatroṣṇīṣa

八仏頂・五仏頂の一尊。

112
勝仏頂転輪
しょうぶっちょうてんりん
ジャヨーシュニーシャチャクラヴァルティ
जयोष्णीषचक्रवर्ति
Jayoṣṇīṣacakravarti

八仏頂・五仏頂の一尊。

113
最勝仏頂転輪
さいしょうぶっちょうてんりん
ヴィジャヨーシュニーシャチャクラヴァルティ
विजयोष्णीषचक्रवर्ति
Vijayoṣṇīṣacakravarti

八仏頂・五仏頂の一尊。

114
高仏頂
こうぶっちょう
アビユドガトーシュニーシャ
अभ्युद्गतोष्णीष
Abhyudgatoṣṇīṣa

八仏頂・五仏頂の一尊。

115
摧砕仏頂
さいさいぶっちょう
ヴィキラノーシュニーシャ
विकिरनोष्णीष
Vikiranoṣṇīṣa

八仏頂・五仏頂の一尊。

116
如来舌
にょらいぜつ
タサーガタジフヴァ
तथागतजिह्व
Tathāgatajihva

117
如来語
にょらいご
タサーガタヴァクトラ
तथागतवक्त्र
Tathāgatavaktra

118
如来笑
にょらいしょう
タサーガタハーサ
तथागतहास
Tathāgatahāsa

119
如来牙
にょらいげ
タサーガタダムシュトラ
तथागतदंष्ट्र
Tathāgatadaṃṣṭra

120
輪輻辟支仏
りんぶくびゃくしぶつ
ネーミプラティエーカブッダ
नेमिप्रत्येकबुद्ध
Nemipratyekabuddha

121
宝輻辟支仏
ほうぶくびゃくしぶつ
ラトナネーミプラティエカブッダ
रत्ननेमिप्रत्येकबुद्ध
Ratnanemipratyekabuddha

123
拘絺羅
くちら
カウシュティラ
कौष्ठिल
Kauṣṭhila

124
阿難
あなん
アーナンダ
आनन्द
Ānanda

釈迦の十大弟子の一人。釈迦の従兄弟で教説を最も良く記憶したことから「多聞第一」と称される。

125
迦旃延
かせんねん
カーティヤーヤナ
कात्यायन
Kātyāyana

釈迦の十大弟子の一人。「論義第一」と称される。

126
智拘絺羅
ちくちら
ジュニャーナカウシュティラ
ज्ञानकौष्ठिल
Jñānakauṣṭhila

127
供養雲海
くよううんかい
プージャーメーガ
पूजामेघ
Pūjāmegha

文殊院
128
文殊師利菩薩
もんじゅしりぼさつ
マンジュシュリー
मञ्जुश्री
Mañjuśrī

129
観自在菩薩
かんじざいぼさつ
アヴァローキテーシュヴァラ
अवलोकितेश्वर
Avalokiteśvara

130
普賢菩薩
ふげんぼさつ
サマンタバドラ
समन्तभद्र
Samantabhadra

131
132
対面護門
たいめんごもん
アビムカドヴァーラパーラ
अभिमुखद्वारपाल
Abhimukhadvārapāla

133
光網菩薩
こうもうぼさつ
ジャーリニープラバ
जालिनीप्रभ
Jālinīprabha

134
宝冠菩薩
ほうかんぼさつ
ラトナクータ
रत्नकूट
Ratnakūṭa

135
無垢光菩薩
むくこうぼさつ
ヴィマラプラバ
विमलप्रभ
Vimalaprabha

136
月光菩薩
げっこうぼさつ
チャンドラプラバ
चन्द्रप्रभ
Candraprabha

137
妙音菩薩
みょうおんぼさつ
マンジュゴーシャ
मञ्जुघोष
Mañjughoṣa

138
阿耳多
あじた
アジター
अजिता
Ajitā

139
阿波羅耳多
あはらじた
アパラージター
अपराजिता
Aparājitā

140
瞳母櫓
とむろ
ツンブル
तुम्बुरु
Tumburu

141
肥者耶
びじゃや
ビジャヤー
विजया
Vijayā

142
者耶
じゃや
ジャヤー
जया
Jayā

143
髻設尼
けいしに
ケーシニー
केशिनी
Keśinī

144
鄔波髻設尼
うばけいしに
ウパケーシニー
उपकेशिनी
Upakeśinī

145
質怛羅
しったら
チトラー
चित्रा
Citrā

146
地恵
じえ
ヴァスマティー
वसुमती
Vasumatī

147
鉤召使者
こうちょうししゃ
アーカルシャニー
आकर्षणी
Ākarṣaṇī

148
149
鉤召使者眷属
こうちょうししゃけんぞく
キムカーリニー
किंकारिणी
Kiṃkāriṇī

150
151
152
使者
ししゃ
キムカーリニー
किंकारिणी
Kiṃkāriṇī

虚空蔵院
153
虚空蔵菩薩
こくうぞうぼさつ
アーカーシャガルバ
आकाशगर्भ
Ākāśagarbha

154
檀波羅蜜
だんはらみつ
ダーナパーラミター
दानपारमिता
Dānapāramitā

布施波羅蜜ともいう。六波羅蜜の一つで施しの行を完済させること。

155
戒波羅蜜
かいはらみつ
シーラパーラミター
शीलपारमिता
Śīlapāramitā

持戒波羅蜜ともいう。六波羅蜜の一つで戒律を厳守すること。

156
忍波羅蜜
にんはらみつ
クシャーンティパーラミター
क्षान्तिपारमिता
Kṣāntipāramitā

忍辱波羅蜜(にんにくはらみつ)ともいう。六波羅蜜の一つで外からの害に耐え忍び心を保つこと。

157
精進波羅蜜
しょうじんはらみつ
ヴィーリヤパーラミター
वीर्यपारमिता
Vīryapāramitā

六波羅蜜の一つで修行に励むこと。

158
禅波羅蜜
ぜんはらみつ
ディヤーナパーラミター
ध्यानपारमिता
Dhyānapāramitā

禅那波羅蜜、禅定波羅蜜ともいう。心を一点集中し真理を思索すること。

159
般若波羅蜜
はんにゃはらみつ
プラジュニャーパーラミター
प्रज्ञापारमिता
Prajñāpāramitā

智慧波羅蜜とも言う。六波羅蜜の一つで真実を見極めること。

160
方便波羅蜜
ほうべんはらみつ
ウパーヤパーラミター
उपायपारमिता
Upāyapāramitā

十波羅蜜の一つ。衆生を真の教えに導くこと。

161
願波羅蜜
がんはらみつ
プラニダーナパーラミター
प्रणिधानपारमिता
Praṇidhānapāramitā

十波羅蜜の一つ。

162
力波羅蜜
りきはらみつ
バラパーラミター
बलपारमिता
Balapāramitā

十波羅蜜の一つ。

163
智波羅蜜
ちはらみつ
ジュニャーナパーラミター
ज्ञानपारमिता
Jñānapāramitā

十波羅蜜の一つ。物事を的確に判断し迷わないこと。

164
共発意転輪菩薩
ぐうはついてんりんぼさつ
サハチットートパーダダルマチャクラ
सहचित्तोत्पादधर्मचक्र
Sahacittotpādadharmacakra

165
生念処菩薩
しょうねんじょぼさつ
スムリティサジャーティヤ
स्मृतिसजात्य
Smṛtisajātya

166
忿怒鉤観自在菩薩
ふんぬこうかんじざいぼさつ
アモーガクローダーヌクシャラージャーヴァローキテーシュヴァラ
अमोघक्रोधाङ्कुशराजावलोकितेश्वर
Amoghakrodhāṇkuśarājāvalokiteśvara

167
不空鉤観自在菩薩
ふくうこうかんじざいぼさつ
アモーガーヌクシャーヴァローキテーシュヴァラ
अमोघाङ्कुशावलोकितेश्वर
Amoghāṇkuśāvalokiteśvara

168
千手千眼観自在菩薩
せんじゅせんげんかんじざいぼさつ
サハスラブジャーリヤーヴァローキテーシュヴァラ
सहस्रभुजार्यावलोकितेश्वर
Sahasrabhujāryāvalokiteśvara

169
婆蘇仙
ばすせん
ヴァス
वसु
Vasu

170
功徳天
くどくてん
シュリーデーヴィー
श्रीदेवी
Śrīdevī

171
172
飛天
ひてん
デーヴァター
देवता
Devatā

173
無垢逝菩薩
むくぜいぼさつ
ヴィマラガタ
विमलगत
Vimalagata

174
蘇婆胡菩薩
そばこぼさつ
スバーフ
स्बाहु
Sbāhu

175
金剛針菩薩
こんごうしんぼさつ
ヴァジュラスーチー
वज्रसूती
Vajrasūtī

176
蘇悉地羯羅菩薩
そしっじからぼさつ
スシッディカラ
सुसिद्धिकर
Susiddhikara

177
曼荼羅菩薩
まんだらぼさつ
マハーチャクラ
महाचक्र
Mahācakra

178
一百八臂金剛蔵王菩薩
いっぴゃくはっぴこんごうぞうおうぼさつ
アシュトーッタラシャタブジャヴァジュラダラ
अष्टोत्तरशतभुजवज्रधर
Aṣṭottaraśatabhujavajradhara

179
180
飛天
ひてん
デーヴァター
देवता
Devatā

蘇悉地院
181
不空供養宝菩薩
ふくうくようほうぼさつ
アモーガプージャーマニ
अमोघपूजामणि
Amoghapūjāmaṇi

182
孔雀王母菩薩
くじゃくおうもぼさつ
マハーマユーリー
महामयूरी
Mahāmayūrī

183
一髻羅刹
いっけいらせつ
エーカジャターラークシャサ
एकजताराक्षस
Ekajatārākṣasa

184
十一面観自在菩薩
じゅういちめんかんじざいぼさつ
エーカーダシャムカーヴァローキテーシュヴァラ
एकादशमुखावलोकितेश्वर
Ekādaśamukhāvalokiteśvara

185
不空金剛
ふくうこんごう
アモーガヴァジュラ
अमोघवज्र
Amoghavajra

186
金剛軍荼利菩薩
こんごうぐんだりぼさつ
ヴァジュラクンダリー
वज्रकुण्डली
Vajrakuṇḍalī

187
金剛将菩薩
こんごうしょうぼさつ
ヴァジュラセーナ
वज्रसेन
Vajrasena

188
金剛明王
こんごうみょうおう
ヴィディヨーッタマ
विद्योत्तम
Vidyottama

地蔵院
189
地蔵菩薩
じぞうぼさつ
クシティガルバ
क्षितिगर्भ
Kṣitigarbha

190
宝手菩薩
ほうしゅぼさつ
ラトナパーニ
रत्नपाणि
Ratnapāṇi

191
持地菩薩
じじぼさつ
ダラニダラ
धरणिधर
Dharaṇidhara

192
堅固深心菩薩
けんごじんしんぼさつ
ドリダーディヤーシャヤ
दृढाध्याशय
Dhṛḍādhyāśaya

193
除蓋障菩薩
じょがいしょうぼさつ
サルヴァニヴァーラナヴィシュカムビン
सर्वनिवारणविष्कम्भिन्
Sarvanivāraṇaviṣkambhin

194
宝光菩薩
ほうこうぼさつ
ラトナーカラ
रत्नाकर
Ratnākara

195
宝印手菩薩
ほういんしゅぼさつ
ラトナムドラーハスタ
रत्नमुद्राहस्त
Ratnamudrāhasta

196
不空見菩薩
ふくうけんぼさつ
アモーガダルシャナ
अमोघदर्शन
Amoghadarśana

197
除一切憂冥菩薩
じょいっさうみょうぼさつ
サルバショーカタモーガータマニ
सर्वशोकतमोघातमनि
Sarvaśokatamoghātamani

除蓋障院
198
賢護菩薩
けんごぼさつ
除疑恠菩薩
じょぎけぼさつ
バドラパーラ
भद्रपाल
Bhadrapāla
カウトゥーハラ
कौतूहल
Kautūhala

199
設無畏菩薩
せむいぼさつ
アバヤムダダ
अभयंदद
Abhayaṃdada

200
破悪趣菩薩
はあくしゅぼさつ
アパーヤジャハ
अपायजह
Apāyajaha

201
救護恵菩薩
くごえぼさつ
パリトラーナーシャヤマティ
परित्रानाशयमति
Paritrānāśayamati

202
不思議恵菩薩
ふしぎえぼさつ
除蓋障菩薩
じょがいしょうぼさつ
アチンティヤマティダッタ
अचिन्त्यमतिदत्त
Acintyamatidatta
サルヴァニヴァーラナヴィシュカムビン
सर्वनिवारणविष्कम्भिन्
Sarvanivāraṇaviṣkambhin

203
悲愍恵菩薩
ひみんえぼさつ
カルナームリディタマティ
करुणामृदितमति
Karuṇāmṛditamati

204
慈発生菩薩
じほっしょうぼさつ
マイトリヤビユドガタ
मैत्र्यभ्युद्गत
Maitryabhyudgata

205
折諸熱悩菩薩
しゃくしょねつのうぼさつ
サルヴァダーハプラシャミタ
सर्वदाहप्रशमित
Sarvadāhapraśamita

206
日光菩薩
にっこうぼさつ
不思議恵菩薩
ふしぎえぼさつ
スーリヤプラバ
सूर्यप्रभ
Sūryaprabha
アチンティヤマティダッタ
अचिन्त्यमतिदत्त
Acintyamatidatta

第三重
外金剛部院
釈迦を含む歴史上の釈迦の弟子、釈迦の徳を示す仏尊などが配される院。現実的な救済、教化を表している。
402
羊宮
ようくう
メーシャ
मेष
Meṣa

黄道十二宮の第一宮。音写では「彌沙(みしゃ)」。現在でいう白羊宮で、名前のとおり羊の姿が描かれる。

401
牛宮
ごくう
ヴリシャ
वृष
Vṛṣa

黄道十二宮の第二宮。音写では「毘利沙(びりしゃ)」。いわゆる金牛宮で、名前の通り牛の姿が描かれる。

403
404
男女宮
なんにょくう
ミスナ
मिथुन
Mithuna

黄道十二宮の第三宮。音写では「彌偸那(みちゅうな)」。現在の双子宮に当たり、男女二人の姿で描かれる。

366
蟹宮
かいくう
カルカターカ
कर्कटाक
Karkaṭāka

黄道十二宮の第四宮。音写では「羯迦吒迦(かつかたか)」。現在の巨蟹宮に当たり、名前の通り蟹の姿が描かれる。

367
師子宮
ししくう
シンハ
सिंह
Siṃha

黄道十二宮の第五宮。音写では「𦂅呵(しんか)」。いわゆる獅子宮のことで、名前の通り獅子の姿が描かれる。

365
少女宮
しょうにょくう
カニヤー
कन्या
Kanyā

黄道十二宮の第六宮。音写では「迦若(かにゃ)」。いわゆる処女宮で、女性の姿が描かれる。

286
秤宮
ひょうくう
トゥラー
तुला
Tulā

黄道十二宮の第七宮。音写では「兜邏(とら)」。いわゆる天秤宮であり、秤を持った老人の姿で描かれる。

288
蝎宮
かつくう
ヴリシュチカ
वृश्चिक
Vṛścika

黄道十二宮の第八宮。音写では「毘梨支迦(びりしか)」。いわゆる天蝎宮で、伝真言版では八本足(仁和寺版では六本足)の虫の姿が描かれる。

287
弓宮
きゅうくう
ダヌ
धनु
Dhanu

黄道十二宮の第九宮。音写では「檀尼毘(だにび)」。現在の人馬宮に当たるが人馬ではなく、弓矢を手にした人間の姿で描かれる。

220
摩竭宮
まかつくう
マカラ
मकर
Makara

黄道十二宮の第十宮。音写では「摩伽羅(まから)」。いわゆる磨羯宮であり、不気味な魚の姿(マカラ)で描かれる。

218
賢瓶宮
けんびょうくう
クムバ
कुम्भ
Kumbha

黄道十二宮の第十一宮。音写では「鳩槃(くはん)」。いわゆる宝瓶宮であり、名前どおり瓶が描かれる。

219
双魚宮
そうぎょくう
ミーナ
मीन
Mīna

黄道十二宮の第十二宮。音写では「彌那(みな)」。名前の通り二匹の魚として描かれる。

407
日曜
にちよう
スーリヤ
सूर्य
Sūrya

七曜・九曜の第一。日曜星つまり太陽を九曜として表したもの。三匹の馬の上に座し片手に太陽を持つ。またスーリヤは太陽神。

408
日曜眷属
にちようけんぞく
スーリヤパリヴァーラ
सूर्यपरिवार
Sūryaparivāra

パリヴァーラは「伴う者」といった意味。

285
月曜
がつよう
ソーマ
सोम
Soma

七曜・九曜の第二。月曜星つまり月を九曜として表したもの。片手に兎を持つ。またソーマは月神・酒神。

ソーマ

223
火曜
かよう
アンガーラカ
अङ्गारक
Aṅgāraka

七曜・九曜の第三。アンガーラカは別名を「マンガラ」といい、アスラ族の一人。

マンガラ

283
水曜
すいよう
ブダ
बुध
Budha

七曜・九曜の第四。ブダは水星の神でブリハスパティとターラーの子供。

ブダ

222
木曜
もくよう
ブリハスパティ
बृहस्पति
Bṛhaspati

七曜・九曜の第五。ブリハスパティは木星の神で火神アグニの子供。

ブリハスパティ

368
金曜
きんよう
シュクラ
शुक्र
Śukra

七曜・九曜の第六。シュクラは金星の神。

シュクラ

284
土曜
どよう
シャニ
शनि
Śani

七曜・九曜の第七。シャニは土星の神。

シャニ

221
羅睺星
らごせい
ラーフ
राहु
Rāhu

九曜の第八。日蝕や月蝕などの触現象を一つの星としてとらえたもの。羅睺が不死の甘露を盗み飲みしたところ神に見つかり首を刎ねられたが、既に不死になっていたため首だけで生き残った。この説話に倣い曼荼羅でも顔と両手だけの姿で描かれる。

ラーフ

405
計都
けいと
ケートゥ
केतु
Ketu

九曜の第九。いわゆる彗星。伝真言院版では竜に乗った姿で表される。221:羅睺星の胴体部分が星になったものだとされる。

ケートゥ

395
畢宿
ひっしゅく
ローヒニー
रोहिनी
Rohiṇī

二十八宿の一・東方七宿の第一。「虜喜尼(ろきに)」などと音写するほか「木者天(もくしゃてん)」とも呼ばれる。

400
井宿
せいしゅく
プナルヴァス
प्नर्वसु
Pnarvasu

二十八宿の一・東方七宿の第二。「富那婆蘇(ふなばそ)」と音写するほか「服財天(ふくざいてん)」とも呼ばれる。

397
觜宿
ししゅく
ムリガシラス
मृगशिरस्
Mṛgaśiras

二十八宿の一・東方七宿の第三。「末伽始羅(まがしら)」と音写するほか「烏頭天(うずてん)」とも呼ばれる。

398
鬼宿
きしゅく
プシャ
पुष्य
Puṣya

二十八宿の一・東方七宿の第四。「弗沙(ふしゃ)」と音写するほか「増益天(ぞうやくてん)」とも呼ばれる。

394
昴宿
ぼうしゅく
クリッティカー
कृत्तिका
Kṛttikā

二十八宿の一・東方七宿の第五。「羯底迦(かつていか)」と音写するほか「作者天(さしゃてん)」とも呼ばれる。

396
参宿
さんしゅく
アールドラー
आर्द्रा
Ārdrā

二十八宿の一・東方七宿の第六。「未湿天(みしゅうてん)」とも呼ばれる呼ばれる。

399
柳宿
りゅうしゅく
アーシュレーシャ
आश्लेष
Āśleṣa

二十八宿の一・東方七宿の第七。「阿失麗沙(あしつれいしゃ)」と音写されるほか「不染天(ふせんてん)」とも。

225
七星宿
しちせいしゅく
マガー
मघा
Maghā

二十八宿の一・南方七宿の第一。単に「星宿(せいしゅく)」とも。また「摩迦天(まかてん)」とも呼ばれる。

224
軫宿
しんしゅく
ハスター
हस्ता
Hastā

二十八宿の一・南方七宿の第二。「訶悉多天(かしつたてん)」とも呼ばれる。

226
亢宿
こつしゅく
スヴァーティ
स्वाति
Svātī

二十八宿の一・南方七宿の第三。「薩婆底(さつばてい)」と音写するほか「自記天(じきてん)」とも呼ばれる。

227
張宿
ちょうしゅく
プールヴァファルグニー
पूर्वफल्गुनी
Pūrvaphalgunī

二十八宿の一・南方七宿の第四。「富婆婆里求尼(ふばばりくに)」と音写するほか「果徳天(かとくてん)」とも呼ばれる。

228
翼宿
よくしゅく
ウッタラファルグニー
उत्तरफल्गुनी
Uttaraphalgunī

二十八宿の一・南方七宿の第五。「烏多羅跛里求(うたらばりく)」と音写するほか「間錯天(けんじゃくてん)」とも呼ばれる。

229
角宿
かくしゅく
チトラー
चित्रा
Citrā

二十八宿の一・南方七宿の第六。「質多羅(しつたら)」と音写する。

230
氐宿
ていしゅく
ヴィシャーカー
विशाखा
Viśākhā

二十八宿の一・南方七宿の第七。「尾捨佉(びしゃきゃ)」と音写する。

363
婁宿
ろうしゅく
アシュヴィニー
अश्विनी
Aśvinī

二十八宿の一・北方七宿の第一。「阿湿尾儞(あしゅうびに)」と音写する。

364
胃宿
いしゅく
バラニー
भरणी
Bharaṇī

二十八宿の一・北方七宿の第二。「波邏尼(はらに)」と音写するほか「満者天(まんじゃてん)」とも呼ばれる。

362
壁宿
へきしゅく
ウッタラバドラパダー
उत्तरभद्रपदा
Uttarabhadrapadā

二十八宿の一・北方七宿の第三。「烏多羅拔陀羅跋(うたらばだらば)」と音写するほか「百辞天(ひゃくじてん)」とも呼ばれる。

361
奎宿
けいしゅく
レーヴァティー
रेवती
Revatī

二十八宿の一・北方七宿の第四。「麗波底(れいはてい)」と音写するほか「流灌天(るかんてん)」とも呼ばれる。

360
室宿
しつしゅく
プールヴァバドラパダー
पूर्वभद्रपदा
Pūrvabhadrapadā

二十八宿の一・北方七宿の第五。「富盧婆陀婆跋陀(ふろばだばばだ)」と音写するほか「賢鉤天(けんこうてん)」とも呼ばれる。

359
危宿
きしゅく
シャタビシャー
शतभिषा
Śatabhiṣā

二十八宿の一・北方七宿の第六。「失多毘沙(しつたびしゃ)」と音写するほか「百薬天(ひゃくやくてん)」とも呼ばれる。

358
虚宿
きょしゅく
ダニシュサー
धनिष्ठा
Dhanihṣṭā

二十八宿の一・北方七宿の第七。「陀儞沙(だにしゃ)」と音写するほか「愛財天(あいざいてん)」とも呼ばれる。

295
房宿
ぼうしゅく
アヌラーダー
अनुराधा
Anurādhā

二十八宿の一・西方七宿の第一。「阿拏羅陀(あぬらだ)」と音写するほか「執曜衆(しゅうようしゅう)」とも呼ばれる。

293
尾宿
びしゅく
ムーラ
मूल
Mūla

二十八宿の一・西方七宿の第二。「暮羅(ぼら)」と音写するほか「辰天(しんてん)」とも呼ばれる。

289
斗宿
としゅく
ウッタラーシャーダー
उत्तराषाढा
Uttarāṣāḍhā

二十八宿の一・西方七宿の第三。「烏陀羅阿沙怒(うだらあしゃぬ)」と音写するほか「大光天(だいこうてん)」とも呼ばれる。

291
牛宿
ごしゅく
アビジト
अभिजित्
Abhijit

二十八宿の一・西方七宿の第四。「阿毘沙(あびしゃ)」と音写するほか「対生天(たいしょうてん)」とも呼ばれる。

294
心宿
しんしゅく
ジイェーシュター
ज्येष्ठा
Jyeṣṭhā

二十八宿の一・西方七宿の第五。「逝瑟吒(せいした)」と音写するほか「尊天(そんてん)」とも呼ばれる。

292
箕宿
きしゅく
プールヴァーシャーダー
पूर्वाषाढा
Pūrvāāhā

二十八宿の一・西方七宿の第六。「富盧跛阿沙荼(ふろばあしゃだ)」と音写するほか「杏天(きょうてん)」とも呼ばれる。

290
女宿
にょしゅく
シュラヴァナー
श्रवणा
Śravaṇā

二十八宿の一・西方七宿の第六。「失羅婆那(しつらばな)」と音写するほか「寂母天(きゃくもてん)」とも呼ばれる。

382
空無辺処天
くうむへんしょてん
アーカーシャーナンチャーヤタナ
आकाशानन्त्यायतन
Ākāśānantyāyatana

三界の一・無色界の第一。「空処天(くうしょてん)」ともいう。「限りない空間」といった意味を持つ。

383
識無辺処天
しきむへんしょてん
ヴィジュニャーナーナンチャーヤタナ
विज्ञानानन्त्यायतन
Vijñānānantyāyatana

三界の一・無色界の第二。「釈処天(しゃくしょてん)」ともいう。「限りない意識」といった意味を持つ。

381
無処有処天
むしょうしょてん
アーキンチャニャーヤタナ
आकिञ्चन्यायतन
Ākiñcanyāyatana

三界の一・無色界の第三。「無が存在する場所」といった意味。

380
悲想天
ひそうてん
ナイヴァサムジュニャーヤタナ
नैवसंज्ञायतन
Naivasaṃjñāyatana

三界の一・無色界の第四。「非想非非想天(ひそうひひそうてん)」とも呼ばれる。「認識できない場所」といった意味。

323
324
325
光音天
こうおんてん
アーバースヴァラ
आभास्वर
Ābhāsvara

三界の二・色界の一つ。アーバーは光、スヴァラは音を意味し、総じて輝きを意味する。

326
327
大光音天
だいこうおんてん
ブリハダーバースヴァラ
बृहदाभास्वर
Bṛhadābhāsvara

三界の二・色界の一つ。ブリハダーバースヴァラは「広大な、偉大な輝き」といった意味。

332
333
334
他化自在天
たけじざいてん
パラニルミタヴァシャヴァルティン
परनिर्मितवशवर्तिन्
Paranirmitavaśavartin

三界の三・欲界の一つ。

他化自在天

329
330
331
兜率天
とそつてん
トゥシタ
तुषित
Tuṣita

三界の三・欲界の一つ。

387
帝釈天
たいしゃくてん
シャクラ
शक्र
Śakra

十二天の一人で東方を守護する。インドラの別称が仏教にとりいれられたもの。

帝釈天

278
帝釈女
たいしゃくにょ
シャクラーニー
शक्रानी
Śakrānī
インドラーニー
इन्द्राणी
Indrāṇī

387:帝釈天、つまりインドラの妃。

240
閻魔天王
えんまてんのう
ヤマラージャ
यमराज
Yamarāja

十二天の一人で南方を守護する。「閻魔天(えんまてん)」ともいう。最初に人間で冥界の王となったヤマが仏教にとりいれられたもの。

閻魔天

241
黒闇天女
こくあんてんにょ
カーララートリー
कालरात्री
Kālarātrī

240:閻魔天王の妃の一人とされる女神。名前は「黒い夜」を意味する。

297
水天
すいてん
ヴァルナ
वरुण
Varuṇa

十二天の一人で西方を守護する。水神ヴァルナが仏教にとりいれられたもの。

水天

296
水天眷属
すいてんけんぞく
ヴァルナパリヴァーラ
वरुणपरिवार
Varuṇaparivāra

297:水天の眷属。パリヴァーラは「伴う者」といった意味。

355
毘沙門天
びしゃもんてん
ヴァイシュラヴァナ
वैश्रवण
Vaiśravaṇa

十二天の一人で北方を守護する。また四天王の一人でもある。名前は「良く聞きうる」といった意味。

毘沙門天

207
火天
かてん
アグニ
अग्नि
Agni

十二天の一人で東南方を守護する。火神アグニが仏教にとりいれられたもの。

火天

208
火天后
かてんこう
アーグネーイィー
अग्नेयी
Āgneyī

207:火天の妃。

272
涅哩帝王
ねいりちおう
ニルリチ
निरृति
Nirṛti

十二天の一人で南西方を守護する。ラークシャサの女王で死と破壊を象徴する。

273
羅刹
らせつ
ラークシャサ
राक्षस
Rākṣasa

272:涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。

羅刹天

274
羅刹女
らせつにょ
ラークシャシー
राक्षसी
Rākṣasī

ラークシャサの女性形。272:涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。

羅刹女

270
羅刹童子
らせつどうじ
ラークシャサクマーラ
राक्षसकुमार
Rākṣasakumāra

クマーラは子供を意味する。272:涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。

271
羅刹童女
らせつどうにょ
ラークシャサクマーリー
राक्षसकुमारी
Rākṣasakumārī

クマーリーはクマーラの女性形。272:涅哩帝王がラークシャサの女王なので眷属としてともに描かれている。

320
風天
ふうてん
ヴァーユ
वायु
Vāyu

十二天の一人で西北方を守護する。風神ヴァーユが仏教にとりいれられたもの。

風天

317
風天妃
ふうてんひ
ヴァイヴィー
वाय्वी
Vāyvī

320:風天の妃。

316
風天妃眷属
ふうてんひけんぞく
ヴァイヴィーデーヴァター
वाय्वीदेवता
Vāyvīdevatā

316:風天妃の眷属。

318
319
321
322
風天童子
ふうてんどうじ
ヴァーユクマーラ
वायुकुमार
Vāyukumāra

320:風天の眷属。

373
伊舎那天
いさなてん
イーシャーナ
ईशान
īśāna

十二天の一人で北東方を守護する。シヴァの別名であるイーシャーナが仏教にとりいれられたもの。

伊舎那天

372
伊舎那天后
いさなてんこう
イーシャーニー
ईशानी
īśānī

373:伊舎那天の妃。

393
大梵天
だいぼんてん
ブラフマン
ब्रह्मन्
Brahman

十二天の一人で天(上方)を守護する。根源神ブラフマーが仏教にとりいれられたもの。

梵天

277
梵天女
ぼんてんにょ
ブラフミー
ब्रह्मी
Brahmī

393:大梵天の妃。

379
堅牢神
けんろうじん
ダラニーダラ
धरणीधर
Dharaṇīdhara

十二天の一人で地(下方)を守護する。ダラニは「大地」を意味し、ダラニーダラで「大地を受け持つ」といった意味になる。大地の神プリティヴィーがここにあてられる場合もある。

378
堅牢神后
けんろうじんこう
ダラニーダラー
धरणीधरा
Dharaṇīdharā

379:堅牢神の妃。

385
日天
にってん
アーディティヤ
आदित्य
Āditya

十二天の一人で日(太陽)を守護する。太陽神アーディティヤが仏教にとりいれられたもの。

日天

384
日天后
にってんこう
アーディティヤパリヴァーラー
आदित्यपरिवारा
Ādityaparivārā

385:日天の妃。

386
微闍耶
びじゃや
ヴィジャヤー
विजया
Vijayā

385:日天の眷属。

310
月天
がってん
チャンドラ
चन्द्र
Candra

十二天の一人で月を守護する。月神チャンドラが仏教にとりいれられたもの。

月天

311
月天女
がってんにょ
チャンドラー
चन्द्रा
Candrā

310:月天の妃。

209
婆藪仙
ばすせん
ヴァス
वसु
Vasu

210
婆藪仙后
ばすせんこう
ヴァスヴィー
वस्वी
Vasvī

211
阿詣羅仙
あけいらせん
アンギラス
अङ्गिरस्
Aṅgiras

212
阿詣羅仙后
あけいらせんこう
アンギラシー
अङ्गिरसी
Aṅgirasī

213
瞿曇
くどん
ガウタマ
गौतम
Gautama

214
瞿曇后
くどんこう
ガウタミー
गौतमी
Gautamī

215
自在天女
じざいてんにょ
ラウドリー
रौद्री
Raudrī

216
毘紐女
びちゅうにょ
ヴァイシュナヴィー
वैष्णवी
Vaiṣṇavī

217
夜摩女
やまにょ
ヤミー
यमी
Yamī

231
薬叉持明
やくしゃじみょう
ヤクシャヴィドヤーダラ
यक्षविद्याधर
Yakṣavidyādhara

232
233
薬叉持明女
やくしゃじみょうにょ
ヤクシャヴィドヤーダリー
यक्षविद्याधरी
Yakṣavidyādharī

234
増長天
ぞうじょうてん
ヴィルーダカ
विरूढक
Virūḍhaka

235
使者
ししゃ
マハーデュータ
महादूत
Mahādūta

236
難陀龍王
なんだりゅうおう
ナンダ
नन्द
Nanda

237
烏波難陀龍王
うばなんだりゅうおう
ウパナンダ
उपनन्द
Upananda

238
239
阿修羅
あしゅら
アスラ
असुर
Asura

242
太山府君
たいせんぶくん
チトラグプタ
चित्रगुप्त
Citragupta

243
244
死鬼衆
しきしゅう
ムリチュガナ
मृत्युगण
Mṛtyugaṇa

245
246
鬼衆女
きしゅうにょ
ピシャーチー
पिशाची
Piśācī

247
248
249
250
251
252
鬼衆
きしゅう
ピシャーチャ
पिशाच
Piśāca

253
254
255
荼吉尼衆
だきにしゅう
ダーキニー
ढाकिनी
Ḍākinī

256
257
258
259
成就持明仙衆
じょうじゅじみょうせんしゅう
シッダヴィドヤーダラ
सिद्धविद्याधर
Siddhavidyādhara

260
摩尼阿修羅
まにあしゅら
バンディラスラ
बन्धिरसुर
Bandhirasura

261
262
摩尼阿修羅女
まにあしゅらにょ
バンディラスリー
बन्धिरसुरी
Bandhirasurī

263
阿修羅
あしゅら
アスラ
असुर
Asura

264
265
阿修羅女
あしゅらにょ
アスリー
असुरी
Asurī

266
迦楼羅王
かるらおう
ガルダ
गरुड
Garuḍa

267
迦楼羅女
かるらにょ
ガルディー
गरुडी
Garuḍī

268
鳩槃荼
くはんだ
クムバーンダ
कुम्भाण्ड
Kumbhāṇḍa

269
鳩槃荼女
くはんだにょ
クムバーンダカー
कुम्भाण्डका
Kumbhāṇḍakā

275
大自在
だいじざい
マヘーシュヴァラ
महेश्वर
Maheśvara

276
烏摩妃
うまひ
ウマー
उमा
Umā

279
鳩摩利
くまり
クマーリー
कुमारी
Kumārī

280
遮文荼
しゃもんだ
チャームンダー
चामुण्डा
Cāmuṇḍā

281
摩拏赦
まぬしゃ
マヌシャ
मनुष्य
Manuyṣa

282
摩拏赦女
まぬしゃにょ
マヌシャー
मनुष्या
Manuyṣā

298
難陀龍王
なんだりゅうおう
ナンダ
नन्द
Nanda

299
跋難陀龍王
ばなんだりゅうおう
ウパナンダ
उपनन्द
Upananda

300
対面天
たいめんてん
アビムカ
अभिमुख
Abhimukha

301
難波天
なんばてん
ドゥルダルシャ
दुर्धर्ष
Durdharṣa

302
毘楼博叉天王
びるばくしゃてんのう
ヴィルーパークシャ
विरूपाक्ष
Virūpākṣa

303
水天
すいてん
ヴァルナ
वरुण
Varuṇa

304
水天妃
すいてんひ
ヴァルナニー
वरुणनी
Varuṇanī

305
水天妃眷属
すいてんひけんぞく
ヴァルナーパリヴァーラ
वरुणापरिवार
Varuṇāparivāra

306
那羅延天
ならえんてん
ナーラーヤナ
नारायणी
Nārāyaṇa

307
那羅延天后
ならえんてんこう
ナーラーヤニー
नारायणी
Nārāyaṇī

308
弁才天
べんざいてん
サラスヴァティー
सरस्वती
Sarasvatī

309
鳩摩羅天
くまらてん
クマーラ
कुमार
Kumāra

312
鼓天
こてん
ヴァードヤデーヴァター
वाद्यदेवता
Vādyadevatā

313
歌天
かてん
ギーターデーヴァター
गीतादेवता
Gītādevatā

314
歌天妃
かてんひ
ギーターデーヴァター
गीतादेवता
Gītādevatā

315
楽天
がくてん
ヴァードヤデーヴァター
वाद्यदेवता
Vādyadevatā

335
336
337
持鬘天衆
じまんてんしゅう
マーラーダラ
माराधर
Mālādhara

338
339
340
成就持明仙
じょうじゅじみょうせん
シッダヴィドヤーダラ
सिद्धविद्याधर
Siddhavidyādhara

341
342
343
摩睺羅伽
まごらか
マホーラガ
महोरग
Mahoraga

344
345
緊那羅
きんなら
キムナラ
किंनर
kiṃnara

346
347
歌天
かてん
ギーター
गीता
Gītā

348
楽天
がくてん
ヴァードヤー
वाद्या
Vādyā

349
帝釈天
たいしゃくてん
インドラ
इन्द्र
Indra

350
帝釈后
たいしゃくこう
インドラーニー
इन्द्रानी
Indrānī

351
倶毘羅天
くびらてん
クベーラ
कुबेर
Kubera

352
倶毘羅天女
くびらてんにょ
クベーリー
कुबेरी
Kuberī

353
難陀龍王
なんだりゅうおう
ナンダ
नन्द
Nanda

354
烏波難陀龍王
うばなんだりゅうおう
ウパナンダ
उपनन्द
Upananda

356
成就持明仙
じょうじゅじみょうせん
シッダヴィドヤーダラ
सिद्धविद्याधर
Siddhavidyādhara

357
成就持明仙妃
じょうじゅじみょうせんひ
シッダヴィドヤーダリー
सिद्धविद्याधरी
Siddhavidyādharī

369
戦鬼
せんき
ムリダユッダージブータ
मृधयुद्धाजिभूत
Mṛdhayuddhājibhūta

370
毘那夜迦
びなやか
ヴィナーヤカ
विनायक
Vināyaka

371
摩訶迦羅
まかから
マハーカーラ
महाकाल
Mahākāla

374
喜面天
きめんてん
ナンディームカ
नन्दीमुख
Nandīmukha

375
常酔天
じょうすいてん
サダーマッタ
सदामत्त
Sadāmatta

376
器手天
きしゅてん
カトータパーニ
कतोटपाणि
Katoṭapāṇi

377
器手天后
きしゅてんこう
カトータパーニニー
कतोटपाणिनी
Katoṭapāṇinī

388
391
守門天女
しゅもんてんにょ
デーヴァター
देवता
Devatā

389
390
守門天
しゅもんてん
ドヴァーラパーラ
द्वारपाल
Dvārapāla

392
持国天
じこくてん
ドゥリタラーシュトラ
धृतराष्ट्र
Dhṛtarāṣṭra

406
流星
りゅうせい
ニルガータケートゥ
निर्घातकेतु
Nirghātaketu