ナ・アシプ

Na Atibu

ミクロネシアのギルバート諸島における神。至高神ナレアウが「水」と「砂」に交合を命じて生まれたのがナ・アシプとネイ・テウケズであり、この二神は「テ・イカワイ=最年長者」、「ネイ・マレナ=闇の女」、「テ・ナオ=波」、「ナ・キカ=タコの主」、「リキ=ウナギ」などの子神を設けた。さらに最後に太陽や月、生物を創造する「若きナレアウ」を生んだ。

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ナ・アシュ・ジェイ・アスダァア

Na ash jèii' Asdzáá

北アメリカ大陸の南西地方に住むネイティブアメリカン、ナヴァホ族に伝わる超自然的存在。ネイティブアメリカン諸族の口頭伝承に共通して登場する蜘蛛女の一人。ナヴァホ族の始祖たちが出現したとき、大地には怪物たちが歩き回っていた。蜘蛛女であるナ・アシュ・ジェイ・アスダァアは、孫息子で双子のナイェネズガニトバディシュティニに力を授け、父親である太陽を探し出し助けを求めるようにと頼んだ。父親を見つけた二人は、父親に怪物を退治する方法を教わったという。またナ・アシュ・ジェイ・アスダァアはナヴァホ族に機織の含む数多くの基本的な文化特徴をもたらし、それを終えるとアリゾナ州のキャニオン・デ・シュリーにあるという「蜘蛛石」の先端に住むようになったという。

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ナアリリエル

Naaririel

旧約聖書偽典「第3エノク書(ヘブライ語エノク書)」に言及される天使。「ナアル(Naar)」とも呼ばれる。7つの天のうちの第7天を護衛する天使とされるほか、メタトロンの数多くある別名の一つともされる。

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ナイェネズガニ

Nayenezgani

北アメリカ大陸の南西地方に住むネイティブアメリカン、ナヴァホ族に伝わる双子の戦神ないし英雄。もう一人はトバディシュティニエスツァナットレーヒが裸身を水と太陽に晒すことで生まれた。ナヴァホ族の始祖たちが出現したとき、大地には怪物だらけだったため、彼らの祖母ナ・アシュ・ジェイ・アスダァアは二人に力を授け、父親である太陽を探し出し助けを求めるようにと頼んだ。父親を見つけた二人は、父親に怪物を退治する方法を教わり、怪物たちを退治することが出来たという。

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内四供養菩薩

ないしくようぼさつ

仏教において金剛界曼荼羅で大日如来より流出し、四方の如来それぞれを供養するとされる金剛嬉菩薩(東南)、金剛鬘菩薩(西南)、金剛歌菩薩(西北)、金剛舞菩薩(東北)の四尊のこと。四方の如来より流出し、大日如来を供養するとされる外四供養菩薩と対応しており、合わせて「八供養菩薩」と呼ばれる。

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ナイトメア

Nightmlare

英語圏において悪夢と、悪夢を運ぶ悪魔をさす言葉。ナイトメアとは元々「夜の霊」といった意味だが、後半部の「メア」が現代英語では「雌馬」を指すことから、馬の姿、或いは馬に乗った騎手の姿の悪魔が連想された。この悪魔はインクブスのように寝ている人間の上に座って悪夢を見せたり、ときにそのまま窒息死に至らせるという。

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奶々娘娘 ないないにゃんにゃん

Nǎi-nǎi niáng-niáng

ナーガ

Nāga, Naga

インドにおける蛇神族。ナーガとはそのまま「蛇(コブラ)」を意味し、蛇の神霊として扱われる。たいていは多くの首(一般的に7か9)を持った大蛇として現れる事が多いが、完全な人間の姿をとることもある。また下半身が蛇、上半身が人間といった半人半獣の姿をとることもある。ナーガというのは男性に対して使われる言葉で、女性形では「ナーギー(Nāgi)」、或いは「ナーギニー(Nāgini)」と呼ばれ、容姿端麗で美しいとされている。彼らナーガの中でも特に有力なものをナーガラージャという。

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ナガイチョ

Nagaicho

ネイティブアメリカン、カート族における創造神。今の世界ができる前、世界は砂岩で出来ていた。しかし、古い空は雷で振動したので、ナガイチョとエーラウメル(雷)の二神は岩をはるか東まで広げ、空を修理した。その後神々は人間を創った。土から人をつくり、内臓を作るために草を詰めた。男を作り終えたあとで、その片足を割いて女を創った。しかし、毎晩雨が降って洪水が起こったため、神々のつくりしものはことごとく流れてしまった。それどころか、風も霧も雨も、太陽すらなくなってしまい、あたりは大変暗くなってしまった。やがて、大きな角の大地の竜が目覚め、北から歩いてきた。ナガイチョは、その頭に乗った。竜の上に粘度や石を乗せて、大地が出来上がった。ここで人間があらわれる。動物の名前を持った人間達だった。彼らはネイティブアメリカンがこの地に住むようになると、その名前の動物に変えられた。そしてナガイチョは、海に人間の食べ物が育つようにした。全ての仕事を終えたナガイチョは、この地を去り今は北に住んでいるという。

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中筒之男命

なかつつのおのみこと

日本記紀神話における航海の神。上筒之男命底筒之男命とともに住吉大社に祀られるので、この三神を「住吉三神」と呼ぶ。中筒之男命はその中で住吉大社のニ宮に祀られている。「古事記」では「中筒之男命(なかつつのおのみこと)」、日本書紀では同訓で「中筒男命」、或いは「赤土命(あかつつのみこと)」と記されている。伊邪那岐命が黄泉国から逃げ帰り、禊祓(みそぎばらい)を行ったとき、その濯いだ水から生じた神。神名の「なか」は海中のことで、伊邪那岐命が水の中ほどで身をすすいだ時に生じたことに由来する。

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中津綿津見神

なかつわたつみのかみ

日本記紀神話に登場する海の神。「中津綿津見神」は古事記での表記で、日本書紀では「中津少童命(なかつわたつみのみこと)」の名で記されている。底津綿津見神上津綿津見神とともに「綿津見三神」と称される。伊邪那岐命が黄泉国から逃げ帰り、禊祓(みそぎばらい)を行ったとき、海底で見をすすいだとき底津綿津見神が、中ほどですすいだとき中津綿津見神が、水面ですすいでとき上津綿津見神が生じたという。この綿津見三神は「宇都志日金拆命(うつしひがなさくのみこと)」という子神を産み、この神の子孫が安曇氏となったという。

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ナーガ・パドハ

Naga Padoha

東南アジア神話における巨大な海蛇。「ナーガ・パホーダ(Naga Pahoda)」とも呼ばれる。創世の物語では、ヒンドゥー教の神シヴァの化身(アヴァターラ)の一つであるバタラ・グルが、最初の固い地面を作ったとされる。そこでナーガ・パドハは、海の中で身をくねらせ、尾をたたきつけてこれを破壊しようとした。しかし、バタラ・グルは英雄の姿となって、この海蛇を抑えるのに成功した。その際大変な重量をかけて押さえ込んだので、ナーガ・パドハは海底深く沈んでいった。

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中山祗

なかやまつみ

日本記紀神話に登場する山神。「日本書紀」にのみ登場し「古事記」では言及されない。伊邪那岐命火之迦具土神を斬ったときに火之迦具土神の斬られた胴体の部分から生まれた神とされる。胴体は体の真ん中にあるので中山を当てたと思われる。「中山」という名前の通り、山の中腹を象徴する神と考えられる。

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ナーガラージャ

Nāga-rāja

インドの蛇神族ナーガの長たちの名称。仏典では龍王として登場する(八大竜王など)。多くのナーガラージャは固有名称をもって登場しており、タクシャカなどもその一人にあげられる。また、全てのナーガラージャはアナンタを長としているという。

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ナ・キカ

Na Kika

ミクロネシアのギルバート諸島における神。ナ・アシプネイ・テウケズの間に生まれた子神の一人。タコの神であり、兄弟であるウナギの神リキが天を押し広げるのを手伝ったが、リキは力尽きて死んでしまい、ナ・キカは10本あった足を二本失った。この足は海に落ちてウナギになったという。

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泣澤女神

なきさわめのかみ

日本神話において、伊邪那美命火之迦具土神に腹を焼かれて死んだとき、その死を悲しむ伊邪那岐命から生まれた神。「泣澤女神」は古事記での表記で、日本書紀では「啼澤女命(なきさわめのみこと)」と記される。名前の「澤(沢)」は「沢山(たくさん)」という言葉で分かるように「多くの」といった意味があり、総じて「多くの涙を流す神」といった意味だと考えられる。涙と、涙を流すこと、泣くことを神格化した神であり、湧き出る水を神格化した神だと考えられ、水の湧き出るところ、井戸や泉、湖、沼を守護する神だともされる。

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ナキネイウ

Näkineiu

エストニアの伝承および信仰に登場する雌のナッキ。「ナキネイチ(Näkineitsi)」とも言う。上半身は金髪の美しい少女、腰から下は魚の人魚の姿をしている。水面でその長い金髪をすいていたり、波間で彼等の飼う水棲の牛の世話をしているところなどが目撃される。

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ナキネイト

Näkineito

フィンランドの伝承・信仰に登場する雌のナッキ。上半身が美しい金髪と輝くような白い肌の乙女、下半身が魚の人魚の姿をしている。胸が異常に大きく肩にかけられるほどだという。水面で長い巻き毛をとかしているところを目撃される。漁師や船乗りを誘惑して水中に引きずりこむとされる。

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ナクポチェンポ

Nag po chen po, Nakpo chenpo

チベット仏教におけるマハーカーラ(=大黒天)。名前はサンスクリットの訳で「大いなる黒」を意味する。また「グンポ(mGon po, Gönpo="主人"の意)」という名でも知られる。護法尊で怒りの執行者「ダクシェ」の一尊であり、チベットではよく寺院の守護神として祀られている。「七十五の化身がある」と言われるほど多くの姿で描かれるが、中でも一面六臂の「グンポ・チャクダク(mGon po phyag drug, Gönpo chakdruk)」と、一面四臂の「グンポ・チャクシ「(mGon po phyag bzhi, Gönpo chakzhi)」が一般的。

グンポ・チャクダクは像の神ガネーシャを踏み敷き、象の皮を羽織った三目一面六臂の黒身の忿怒相を示し、右手にカルトリ(曲刀)、髑髏の数珠、ダマル(打楽器)を、左手にカパーラ(髑髏杯)、三叉戟、索を持った姿で描かれ、しばしば「タッキラージャ(Takkirāja)」、「クシェートラパーラ(Kshetrapāla)」、「ジナミトラ(Jinamitra)」、「タクシャド(Takshad)」、パルデンラモの五人の眷属を伴う。このうちパルデンラモはナクポチェンポの妃ともされ、二尊でヤムユム像をとることもある。

グンポ・チャクシは死体の上に立ち象の皮を羽織った三目一面四臂で青黒身の忿怒相を示し、右手にカルトリ(曲刀)ないしココアの実(あるいは両方)、剣を、左手にカパーラ(髑髏杯)、カトヴァーンガ(髑髏杖)ないし三叉戟を持つ姿で描かれる。

この二例の他にも、一面二臂でヴァジュラパンジャラタントラを本軌とする「クルキ・グンポ(Gur gyi mgon po, Gurgyi gönpo)」、一面二臂で黒い法衣を着た「グンポ・ペルナクツェン(mGon po ber nag can, Gönpo bernakchen)」、白身で一面六臂の「グンカル・イーシンノルプ(mGon dkar yid bzhin nor bu,Gönkar yizhin norbu)」など多くのバリエーションがある。

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ナグムワサック

Nagumwasuk, Nagumwasuck

北アメリカのパサマクウォディ族における善き精霊。90センチ程の小さな背丈で醜い人間の姿をしている。自分の外見を気にしているため滅多に人前に姿を表さないが、時に猟師の手助けをすることもあるという。部族の守護霊であり、部族の誰かが結婚すれば浮かれ騒ぎ、誰かが死ねば嘆き悲しむのが聞こえてくる。ナグムワサックを怒らせると不幸に見舞われる。現在は誰もナグムワサックのことを信じなくなったので、石のカヌーで何処かへ漕ぎ出ていったとされることもある。

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ナス

Nasu

ゾロアスター教の女悪魔。蝿の姿をとり、屍を好み、伝染病を巻き散らす。ゾロアスター教の悪魔は地下(一説には北の果て)の地獄に住んでおり、地獄の入り口には大きな山がそびえている。山の名前を「アルズーラのしゃれこうべ(直訳ではアルズーラの醜い頭)」といい、しばしばアンラ・マンユとその眷属の集会の場となる。ナスはこの山の洞窟からこの世に飛んでくる。

この世にやってきたナスは死と腐敗の匂いのする所に居つく。死骸に見張りがいないか、あるいは見張りが一人だけなら、彼女は速やかに目や耳の穴から死骸には入りこみ、伝染病をまき散らす。生きていた時に人に慕われていた、僧侶や戦士といった人間の死骸ほど、広範囲に伝染病をまき散らすとされる。ナスから死骸を守るには、神聖な呪文を唱える、猛禽や犬を飼うといった方法が有効であるとされる。

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ナタナエル

Nathanael

ユダヤの伝説などに登場する天使。名前は「神の贈り物」を意味する。「クサタニエル(Xathaniel)」、「ザタエル(Zathael)」などはナタナエルの別称とされる。火と復讐、秘事を支配する天使であり、6番目に作られた天使だという。また「レメトゲン」によれば6時をつかさどる天使だとされる。セラフの支配君主の一人とされる。

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ナッキ

Näkki

フィンランドやエストニアにおける水棲生物。水神アートの従者であり、宝石で飾られた水中の王国に住んでいるとされる(エストニアの伝承では危険な渦の中に住んでいて船を飲み込むとも)。フィンランド西部ではケルピーに似た巨大な水馬として、あるいはケンタウロスに似た人馬の生物ともされる。

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夏高津日神

なつたかつひのかみ

「古事記」において羽山戸神大宜都比売との間に生まれた八柱の御子神のうち第五子とされる神。「夏之売神/夏之女神(なつのめのかみ)」とも呼ばれる。ほかの兄弟神と同じく農耕に関連する神で、名前の通り夏季の強い日射を象徴していると考えられる。岡山県岡山市東区乙子にある「乙子神社(おとごじんじゃ)」に若御毛沼命(わかみけぬのみこと=神倭伊波礼毘古命)、猨田毘古神秋毘売神とともに、松尾大社の境内社である「四大神社(しのおおかみのやしろ)」に春若年神(はるわかとしのかみ=若年神)、秋毘売神、冬年神(ふゆとしのかみ=久久年神)とともに祀られる。また奈良県奈良市法蓮町にある式内社「狭岡神社(さおかじんじゃ)」は羽山戸神の御子神八柱を合わせて祀っている。

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ナット

Nat

ミャンマー神話における、意地の悪い精霊の総称。ナット達には絶えず警戒が必要であり、供物や生贄を捧げることによって彼らをなだめることが必要だとされる。彼らは主に森林地帯にいて、最高三十七人の首領が存在しており、その上にはナットの王がいるとされる。ナットはいくつかの集団に分けられており、樹木に住むアカカソーシェッカソーブーマソーフミン、空中に住むシッタジャーンシンラップムームボーン、他にも水田に住むサバ=レイッピャ、星に宿るシエン、動物の守護霊とされるトリクラット、王室の財産を守っているとされるナット・タミなど、多彩なナットが存在する。

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撫座頭

なでざとう

日本の妖怪の一種。熊本県八代市の松井家に伝わる「百鬼夜行絵巻」に描かれた妖怪の一種で、名前の通り目がない座頭のような姿で描かれているが、どういった性格の妖怪かは判然としない。

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ナナウアツィン

Nanahutzin

アステカ神話における太陽神の一人。アステカ神話ではこの世を含めて5つの太陽と世界が存在した事になっているが、ナナウアツィンは現在輝いている第5の太陽の神である。梅毒にかかった神であり双子や肉体的変形を持つ人々の守護神とされる。

五つ目の世界を作るとき、暗闇の中で神々が会合を開いた。そして五つ目の太陽を灯す名誉をテクシステカトルという神に与えた。その名誉とは、ピラミッドの上に灯した巨大な火の中に、自ら飛び込むことだった。しかし、テクシステカトルは怖くなって飛び込むことが出来なかった。その時、最下級の神であるナナウアツィンが、自分が生贄になることを申し出た。ナナウアツィンは、足で編んだ粗末な服を着て、不恰好で醜く、かさぶただらけの神だったが、神々は彼の勇気を賞賛した。ナナウアツィンが火に飛び込むと、テクシステカトルも自らの意気地の無さを恥じ、火に飛び込んだ。こうして太陽神トナティウが生まれ、テクシステカトルは月となった。

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ナナブッシュ

Nanabush

スペリオル湖周辺に住むネイティブアメリカン、オジブワ族における超自然的存在。重要な文化英雄であり変換者。「マナブッシュ(Manabush)」、「マナボゾー(Manabosho)」、「ナナボゾー(Nanabosho)」、「ウェネボジョ」、「ウィナボジョ(Winabojo)」などの名称でも知られる。これはオジブワ文化全体における多様な派生言語に起因する。ウィサケジャック(ないしウィサカ)といった五大湖南部に住むアルゴンキン族の英雄や、北東沿岸部の英雄グルスカプなどと共通する特性をもつ。

北の景観にその特性を与えて多くの生き物を作り出し、悪のマニトゥと戦い、オジブワ族に彼らの文化を構成する決定的な要素をもたらしたという。ミディウィン(疾病を治すシャーマンの組織。五大湖周辺のアルゴンキン族やオジブワ族間に出来た、いわゆる秘密結社)に語られる創世神話では、ナナブッシュは大地から人を生み出したが、悪のマニトゥにさらわれ姿が見えなくなってしまう。だがやがて彼は怒鳴る者たちを創り、彼らに人々を守らせたとされている。またある伝承では、ナナブッシュ(ないしウェネボジョ)は自らカリブーに変身して死を装い、鳥や動物が自分の体を肛門を残して食べ尽くすことを許している。ところがヒメコンドルが舞い降りてナナブッシュの死体をむさぼっていると、頭が肛門にはまって抜けなくなってしまった。ナナブッシュはそこで腹筋を引き締めヒメコンドルを捕らえた。ヒメコンドルはナナブッシュがラクロスに興じている間に逃げ出すことが出来たが、肛門から頭を抜く際、こすれて赤剥けの、かさぶただらけで悪臭を放つ鳥となってしまった。

ナナブッシュ(ないし上にあげたその他の名前で呼ばれる者)は文化英雄であり、変換者であり、またトリックスターであるというようにその性格が高度に複雑化している。滑稽でありながら崇高であり、性欲旺盛で嫉妬深く、欲張りで誘惑に対する弱さを持っている。

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ナブ

Nab

バビロニア神話において、学問と書記術の神にして主神の一人。神々と生物の天命を決める力のある書版「トゥプシマティ(Dup Shimati)」を最終的に所有したとされる。元々は遊牧民であるアモリ人によってバビロニアにもたらされた神であり、当初は「ナビウム」という名前で外来神として扱われていたが、いつしかマルドゥークの息子とされるようになった。バビロニア神話ではアヌからエンリル、そしてエンリルからマルドゥークと、時代につれ「トゥプシマティ」の保管者と神々における王権が交代している。これは「トゥプシマティ」が天命を決める書版であると同時に王権の象徴となっているからで、マルドゥークから「トゥプシマティ」を譲り受けたナブも当然主神と見なされるようになった。この政権交代はマルドゥークの時とは異なり比較的平和に行われた。これはナブが当初から書記の神として信仰されていたので、「トゥプシマティ」を所有する者として自然だったからであろう。ナブは学問の神として、また主神としてバビロニア崩壊まで篤く信仰され、なおかつバビロニア崩壊後のアッシリアやパルティアに至るまで信仰は残った。

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ナプファンス

Napfhans

スイスの民間伝承において、家事を助けてくれるとされるドワーフ型の妖精。イングランドのブラウニーのように家族が寝ている間に家事を手伝ってくれる。彼らは手伝った報酬として毎日ボウルいっぱいのクリームを要求する。

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ナーブルウィンブルウィン

Nablwinjbulwinj

オーストラリアのアボリジニが信じる精霊の一種。扇子を開いたような形の頭をしている。とても危険な精霊で、大きなヤム芋で女性を殴って食べてしまうという。

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ナベリウス

Naberius

ユダヤの魔神で、ソロモン王に封印された72柱の魔神の一人(→"ソロモンの霊")。「ナベルス(Nuberus)」、「ケレブス(Cerebus)」、「ケレベルス(Cerberus,Kereberus)」などの名でも呼ばれる。「勇猛候」と称される。黒い鶫か雄鶏かカラスの姿をしているが、三つ首でどこか鳥類を思わせる人間になることも出来る。これは勿論ケルベロスを由来をするためであろう。論理学や修辞学を教授し、失った栄光を取り戻してくれるという。別名から、ギリシア神話に登場する冥府の番犬ケルベロスが悪魔学者達によって変貌させられたものだと推察できる。コラン・ド・プランシー著「地獄の辞典」では「ケルベロス」の名で紹介され、19の軍団を率いる地獄の侯爵とされている。

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生剥

なまはげ

日本の秋田県男鹿半島などにおける奇習に登場する鬼。海草のような長いさんばら髪で、男は赤、女は青い顔をしているという。毎年大晦日になると村の若者数人が生剥に仮装して家々を回り、「なぐごはねぇがー(泣く子供はいないか)」、「怠け者の嫁はいねぇがー」などと叫んで若い嫁や子供を戒める。言い伝えによれば生剥は漢の武帝が男鹿半島につれてきた者達で、それ以来この地方にずっと住んでいるのだという。元々は遠方から正月に訪れる異郷の神を表したものの名残であると考えられている。また「生剥」という言葉は「生のまま剥ぐ」といった意味ではなく「なもみはぎ(なもみとは火だこのこと)」という言葉が訛ったものである。

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ナマルゴン

Namarrgon

オーストラリアのアボリジニの間で信じられている精霊の一種。「ママラガン(Mamaragan)」と言う部族もいる。ノーランジーの岩絵にかかれている。雷の精霊で、ひじとひざにある石おのをたたきつけて雷を作るという。乾期は池の底で暮らし、雨期になると雷雲の天辺に上る。その声は雷鳴になる。岩絵には長細い体と、足の付け根に生えた尻尾(のようなもの)、そして触角のように頭から伸びる二本の雷が象徴的に描かれる。

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浪小僧

なみこぞう

日本の静岡県などに出現する妖怪の一種。海の波から生まれた妖怪とされ、人の親指ほどの背丈しかない子供の姿をしている。水と深く関係があり、雨を降らせる能力があるとされる。大雨のときなどには嬉しくなって陸に上がってくることもあるという。たまにこうやって陸に上がってきた浪小僧は、急に日照りになったりすると海に帰れなくなってしまう。こうした浪小僧を海に返してやると、大干ばつの時に雨を降らせて恩返しをするのだという。

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ナミタ

Namita

パプアニューギニアにおいての太古の女神。自らを大きな足の指で貫き妊娠させて双子を出産したとされる。また双子に人々の役に立つようにと芸術や工芸を身に付けさせた。最後にナミタは自らを死なせ、その血から最初の人間が作られたという。ヒクイドリを聖鳥とする。

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ナムタル

Namtar

メソポタミアにおける疾病をふりまく悪霊。「闇の中を歩くペスト」のようだとなどと形容される。一部のナムタルは冥府の女王エレシュキガルの配下であり、メッセンジャーとして冥界と天界を行き来していた。

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なめそ

 

日本における妖怪の一種。瀬戸内海地方の漁民の間に信じられた。蛇のように長細く扁平な姿をしているとされるが、また鮫の一種とも考えられた。なめそに舟を泳ぎ越されると、鉈で切らないと際限なく現れ舟が沈むとされた。

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那羅延天 ならえんてん

Nārāyaṇa

仏教において天部(→)に属する神の一尊。名前の「那羅延」はサンスクリットの「ナーラーヤナ(Nārāyaṇa)」の音写であり、「ナラ(原初の人)の子」あるいは「原初の人からの」といった意味を持つ。「那羅延那(ならえんな)」、「那羅延(ならえん)」などと呼ばれる他、意味訳から「人生本(にんじょうぼん)」、「勝力(しょうりき)」などとも呼ばれる。

インド神話のヴィシュヌあるいはブラフマークリシュナの別名、ないし同体と考えられる。仏教ではその大力をもって仏教を守護する護法神の一人とされる。この大力は「那羅延力(ならえんりき.サンスクリットではナーラーヤナバラ)」と呼ばれ、凡象の二万倍(=凡牛の二億倍)もの力があると言う。中国や日本では仁王の阿形像(口を開けた像)として知られ、この場合は「那羅延金剛(ならえんこんごう)」と呼ばれる。また千手観音の眷属である二十八部衆に「那羅延堅固王(ならえんけんごおう)」、或いは「摩醯那羅延(まけいならえん)」の名前で列される。那羅延天としては右面が猪、左面が獅子、中面が菩薩形の三面二臂に青黒い身体、右手に輪宝を持ち迦楼羅に乗った姿(胎蔵界曼荼羅外金剛部院)、或いは一面二臂で荷葉座に坐した姿(金剛界曼荼羅外金剛部院)で描かれる。また「覚禅鈔」には三面全て天王相の三面八臂や右面が象、左面が猪の三面二臂像などが記されている。

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那羅鳩婆 ならくば

Nalakūbara

仏教において、「仏所行讃」などに説かれる、毘沙門天の子とされる神。サンスクリット名を「ナラクーヴァラ(Nalakūbara)」といい、「那鳩婆(なくば)」とも訳す。毘沙門天の子とされる5人の兄弟「五太子(ごたいし)」としては「那吒太子(なたたいし)」の名で呼ばれる。

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ナラシンハ

Narashinha, Narasiṃha

ヒンドゥー教において、最高神ヴィシュヌの第四の化身(アヴァターラ)。「ヌリシンハ(Nṛsiṃha)」とも呼ばれる。ヴェーダ文献やブラーフマナ文献に見えず、プラーナ文献において語られる。「ナラ(Nara)」は人や者、「シンハ」はライオン、獅子を表す言葉で、人獅子と訳されるとおり獅子の頭に人間の身体を持った姿をしている。

ダイティヤの王でラーヴァナの化身であったヒラニヤカシプが神々を恐れず侮辱したため、ヴィシュヌがナラシンハと化してヒラニヤカシプを引き裂いたという。

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ナルヴィ

Nörfi, Narfi

北欧神話において、策略の神ロキシギュンの間に生まれた不幸な息子の一人。ロキに対する処刑の一環として、狼にされた兄弟のヴァーリにくい殺された。ナルヴィの腸は岩にロキを縛りつけるために利用されたという。

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ナルサ・ファラヤ

Nalusa Falaya

アメリカ南部に住むネイティブアメリカン、チョクトー族の伝承及び信仰に登場する人型の怪物。毛深い人間の姿でしわだらけの顔、小さな眼、尖った耳を持っているとされる。その姿は恐ろしいもので姿を見た人間は気を失ってしまうという。ナルサ・ファラヤに会った人間は針によって友人に対する悪意を植え付けられてしまうため、仲間の元に戻ると理由なく友人に襲い掛かるようになるとされる。ナルサ・ファラヤは沼などに棲んでいて、子供のうちは皮を脱ぎ捨て光になって移動できるという。

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ナルムクツェ

Nalmuqtse

ネイティブアメリカンの一部族、クートネー族(クテナイ族)の神話に伝わる巨人。体があまりにも巨大で、頭が天につかえるため、常に四つんばいで移動していたという。ナルムクツェの移動した跡は亀裂などになって今も残っているとされる。最後に立ち上がったときに頭を天に打ち付けた弾みで力の元だった頭飾りを落としてしまい、力が抜けて死んでしまったという。

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ナレアウ

Nareau

ミクロネシアのギルバート諸島における「アレオプ・エナプ」。蜘蛛の姿をした創造神、あるいはトリックスターであり、「ナ・レアウ(Na Reau)」、「ナアレアウ(Naareau)」、「ナーレアウ(Narleau)」、「ナルアウ(Naruau)」、「ナレウア(Nareua)」、「ナウル(Nauru)」、「ナ・アレアン(Na-Arean)」など島によってさまざまに異なる名前で呼ばれる。太初の神であるナレアウはムール貝で天地を作り、砂と水に交合を命じてナ・アシプネイ・テウケズを生み出した。この夫婦神はさらに「テ・イカワイ=年長者」、「ネイ・マレナ=闇の女」、「テ・ナオ=波」、「ナ・キカ=タコの主」などを産み、最後に「若きナレアウ」を産んだ。若きナレアウは太陽と月、そして人間の祖先を作ったという。

若きナレアウは「テ・キキント(Te Kikinto)」とも呼ばれ、また太初のナレアウは若きナレアウと対比して「年老いたナレアウ」とも呼ばれる。

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ナンガリエル

Nangariel

魔術書「ソロモンの大いなる鍵(The key of Solomon the king)」において、金星の第1の五芒星にヘブライ語で名を記されている4人の天使のうちの一人。

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南極老人 なんきょくろうじん

Nán-jí lǎo-rén

中国道教において寿星(竜骨座のα星であるカノープス)が神格化されたもの。「寿老人(じゅろうじん)」、「南極老人星(なんきょくろうじんせい)」、「南極寿老人(なんきょくじゅろうじん)」などとも呼ばれる。人間の寿命や幸福を司るとされたこの星は天下泰平の時しか現われないとされたため、皇帝は祠や祭壇をつくり長寿や泰平を願った。「事玄要言集」には南極老人が人の姿で現われた話が載っている。それによれば背は余り高くないのに頭が異常に大きく身長の半分はあったという。うわばみの如く大量の酒を飲みしかも全く酔う様子も無い。北宋の皇帝仁宗及び唐の邢和璞の前に現われたとされている。日本では寿老人の名前で七福神の一人に数えられ、やはり長寿を司る神とされている。

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為何歟

なんじゃか

日本における妖怪の一種。湯本豪一氏所蔵の化物尽くし絵巻の一つ、俗に「化物づくし・湯本A本」と呼ばれる絵巻に描かれたもの。この絵巻に描かれた妖怪十二体は一体(狐火)を除き他に類例を見ない。為何歟は腰布を巻いた人の姿を描いたものだが、膝から腹までしか描かれてない上に関節がなく丸まった手と毛の生えた黒く太い尻尾を持つ姿で描かれている。つまりこれは狸や狐の類が化けたもので、描いてある通り頭や足のない姿で出現するのかもしれない。

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何じゃもんじゃ

なんじゃもんじゃ

日本の関東地方などにおける怪木。「何じゃもんじゃ」とは「何じょう物じゃ(なんという物だ)」の意でその一帯で他には見られないような巨木や珍しい大木、種類のわからない木などを指す言葉だが、地方によって何じゃもんじゃに纏わる怪しい伝説が残っている。例えば長野県佐久市の仁王堂境内にあった何じゃもんじゃは、伐採しようとした者は怪我をしたり病気になったりしたし、焼き払おうとした者は家が火事にあったりしたという。またこの何じゃもんじゃは落雷により枯れてしまったが、これを片付けた若者達はことごとく病死したり若死にしたりしたと伝えられている。

また神木や霊木を指して「何じゃもんじゃ」と呼ぶことがあり、長野県上田市にある虚空蔵山にある何じゃもんじゃは見るたびに枝葉が変わって見え、宮城県塩竃市の鹽竈神社にある何じゃもんじゃは神木であり、昔は葉をあぶって卜占をしたと伝わる。

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難陀竜王 なんだりゅうおう

Nanda

仏教における八大竜王の第一尊。名前はサンスクリット名「ナンダ(Nanda)」を音より漢訳したもの。ナンダには「歓喜」といった意味がある。単に「難陀(なんだ)」とも称される。跋難陀竜王の兄とされ、胎蔵界曼荼羅の外金剛部院(最外院)の北方、南方、西方の各門に跋難陀竜王とともに描かれるほか、請雨曼荼羅や法華曼荼羅などにも描かれる。

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ナンディ

Nandi

ヒンドゥー教において、シヴァを象徴する聖獣。「ナンディン(Nandin)」とも。字義は「幸せなもの」。乳白色の牡牛で、シヴァのために選ばれた乗り物であり、また従者の一人。シヴァの男らしさと生殖能力を表している。シヴァがナタラージャ(舞踊)の姿をとると、ナンディがその音楽を奏でる。五世紀にさかのぼるヒンドゥー教の聖典「プラーナ」の中で、ナンディは神として呼び出される。乳海攪拌のときに生まれた聖なる牝牛スラビヤと聖仙カシュヤパの子。ナンディはまた全ての四足動物の守り神であり、世界の四隅で見張りをしている。ナンディの像はシヴァ神を祭る寺院の入り口に安置されており、信者達は、ナンディの睾丸に触れてから参拝をする。

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南斗星君 なんとせいくん

Nán-dòu shèng-jūn

中国道教において南斗六星を神格化したもの。道教では運命を司る神として五人の星神、いわゆる五斗星君(東斗・西斗・南斗・北斗)が想定されたが、その中でも死を司る北斗星君と生を司る南斗星君が特に重要視された。中国の説話集「捜神記」には、十九歳で死ぬ運命にあった若者が易者である管輅の助言により北斗星君と南斗星君に肉と酒でもてなし、寿命を書いた本(閻魔帳のようなもの)に書いてあった「十九」の文字に上下入れ替えの記号をつけてもらい、寿命を九十歳まで延ばしてもらった話が載っている。

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納戸婆

なんどばばあ

日本の妖怪の一種。老婆の姿をしており、西日本の多くの県で納戸に住むとされている。特別悪いことをするわけではなく、家の者が納戸の掃除をしようとして戸を開けると、いかにも慌てた様子でさっと床下に隠れるといわれている。岡山県の納戸婆は納戸の中からほーっという奇妙な声を発し、不意に飛び出して人をびっくりさせることもあるが、庭箒で叩くと縁の下に逃げ込んでしまうという。香川県のものは特別で、生まれたばかりの赤ん坊を誘拐するという。

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男女宮 なんにょぐう

Mithuna

密教の宿曜道における十二宮の一つ。サンスクリット名を「ミスナ(Mithuna)」といい、「男女」や「二人組」を意味するため男女宮というほか、「夫婦宮(ふうふぐう)」、「夫妻宮(ふさいぐう)」、「陰陽宮(おんみょうぐう)」、「双女宮(そうにょぐう)」、「淫宮(いんぐう)」、「婬宮(いんぐう)」、「双鳥神主(そうちょうじんしゅ)」とも訳す。また音から「弥偸那(みちゅうな)」とも呼ばれる。西洋占星術における双子座にあたり、期間としては芒種から夏至に至るまで(5月から6月にかけて)を指す。また二十七宿の觜宿参宿井宿にあたる。妊娠を司るとされ、胎蔵界曼荼羅では東方(上側)に夫婦二像の姿で描かれる。

種字は「मि(mi)」、真言は「唵弥陀那波多曳莎呵(おんみだなはたえいそわか)」。

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ナンラ

Nang-lha

チベットの土着宗教であるボン教の超自然的存在の一つ。やがて仏法の守護神として仏教に同化されていった。家の守り神とされ、ふつう豚の頭と人間の体をもつ姿で描かれる。

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