豆腐小僧

日本の妖怪の一種。草双紙などに見られる妖怪だが、実際に遭遇したというような話は残っていない。頭でっかちで(時に一つ目の)坊主頭の童子が大きな編み笠をかぶり、手に持ったお盆に豆腐をのせた姿で描かれる。雨がしとしと降る日に竹やぶの中から姿を現し、近くを通った者にお盆を差し出してしきりに豆腐をすすめるという。 豆腐小僧の差し出す豆腐を食べてしまうと、身体中にカビが生える病気になって苦しむことになるという話もあるが、これは昭和以降の創作だとみられている。黄表紙に描かれた豆腐小僧の持つ豆腐は、ほとんどの場合紅葉の印が入っているが、これは堺の名物であった「紅葉豆腐」を模したものだと思われる。 豆腐小僧 1816 勝川春亭画・振鷺亭著「大時代化物咄し」より 国立国会図書館蔵 Copyright : public domain 豆腐小僧 1788 北尾政美画「夭怪着到牒」より 国立国会図書館蔵 Copyright : public domain

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