トロケ・ナワケ

15世紀半ばのメキシコ盆地中部テスココの王、ネサワルコヨトルにより信奉された神。名前は「遍在する神」を意味する。宇宙における最高の力であり、始まりも終わりもない存在という極めて抽象的な神。メソアメリカにおいて最も一神教に近い概念といえる。トロケ・ナワケ(Tloque Nahuaque)は知覚することの出来ない存在であり、そのため神殿にも神像の類いは置かれなかった。ネサワルコヨトルは国民の心情を考慮し、伝来の神々を排除しなかったためトロケ・ナワケ(Tloque Nahuaque)に対しての信仰は広まらず王の死後徐々に忘れ去られることとなった。

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