トカブインジ

オーストラリア北部、ディリー川流域にあるデラメアという土地に住むアボリジニ、ワルダマン族における雷神。弟のワグドジャドブラ(Wagtjadbulla, Yagtjadbulla)と合わせて「稲妻の兄弟」と呼ばれる。ワルダマン族にとって重要な聖地「雨を夢見る中心地」において、その儀式の多くはこの兄弟に捧げられる。特にイニシエーションの儀式として重要な擬似割礼は、この兄弟がもたらしたものだとされる。この二人は兄の妻カナンダをめぐって争い、弟ワグドジャドブラ(Wagtjadbulla, Yagtjadbulla)は兄トカブインジ(Tcabuinji)によってブーメラン、或いは石斧で殺されたとされる。斧はオーストラリアだけでなく東南アジアからヨーロッパまで、稲妻の象徴となっている。

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