"創造者にしてそれを変える者"

ネイティブアメリカンのスノホミシュ族に伝えられる創造神。"創造者にしてそれを変える者"は、最初は東の土地に世界をつくり、徐々に西へと進んだ。沢山の言語を携え、それを創造した部族にごとに与えていった。ピュージェット湾(アメリカ西海岸最北部のシアトル市)に来るとその場所が気に入り、そこにとどまることにした。しかし、まだ言語は沢山あったので、"創造者にしてそれを変える者"はその周辺に残りの言語をばら撒いた。このためピュージェット湾周辺では今でも多数の(ネイティブアメリカンの)言語が存在するのだという。"創造者にしてそれを変える者"が作った世界には欠陥があり、それは背の高いものなら天に頭がついてしまうほど空が低いことだった。このため禁を侵し木に登って天界にいこうとする者もいた。そこで人間を始めとする動物たちはいっせいに空を持ち上げようと決めたが、みんな言語が違うので意思が疎通できない。ある者が、「どの部族でも持ち上げる時の掛け声は『ヤホー』と言うことに決めよう」と言った。こうして空は高くなった。

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