セドナ

イヌイットに伝わる恐ろしい海の女神。一つ目で指が無く、巨大で荒々しく、邪悪な死者を眷属としている。セドナ(Sedna)は元々人間であったが、人間に化けた海燕に求婚され、これを受けた。セドナ(Sedna)の父親はこれに怒ってセドナ(Sedna)を彼のもとから引き剥がし、船に乗せて帰ろうとした。その時途端に海が荒れ大嵐になったので、父親はこれが彼の復讐だと考え、恐怖に駆られてセドナ(Sedna)を海に投げ込んで自分だけ助かろうとした。しかしセドナ(Sedna)が必死に船べりにしがみつくので、父親は櫂でセドナ(Sedna)の左眼をつぶし、斧で指を叩き切った。こうしてセドナ(Sedna)は海の底にすむ神になったのだという。また別の伝説ではセドナ(Sedna)は巨人の夫婦の間に生まれたが、他の巨人よりさらに食欲が旺盛で、夫婦が寝ている時に彼らを食べようとしたため、ボートに乗せられ海に落とされたのだという。ボートにしがみつくセドナ(Sedna)の指を切り離すとその一つ一つクジラやアザラシ、魚の群れなどに変わったという。 海に棲むあらゆる生物の母であり、海の気象を支配しているとされる。従ってイヌイットのシャーマンは不漁の際はトランス状態になってセドナ(Sedna)と交渉する。

ページにリダイレクトします。