ニャンベ

西アフリカで広範囲にわたって信仰されている至高神。そのため、「ニャメ(Nyame)」、「ナナ・ニャンコポン(Nana Nyankopon)」など数多くの異名がある。アフリカの諸地域に共通する遠き天空にいる神であり、人間の営みには一切干渉しない。これには理由がある。 ニャンベ(Nyambe)はかつては地上に住み、王として君臨していた。森や草原や川、また全ての動物をつくった。そして最後につくられたのが原初の人間、カヌムとその妻だった。カヌムは非常に賢く、ニャンベ(Nyambe)のすることを全て真似して習得していった。やがてカヌムは神の出来ることならほとんどのことを出来るようになった。しかしニャンベ(Nyambe)はこのカヌムの存在を煩わしく、また末恐ろしく感じてある島に隠遁した。しかしカヌムは船を造ってニャンベ(Nyambe)を追いかけてきた。とうとうニャンベ(Nyambe)は蜘蛛の糸を伝って天へと戻ってしまった。カヌムは塔を建てて追おうとしたが失敗し、ようやく諦めたという。アフリカの神話には天空神が人界との関わりを立つ「神去り神話」が多く存在し、ニャンベ(Nyambe)の物語はこれの典型と言える。

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