ヌガニ=ヴァツ

メラネシアのフィジー諸島における巨大な怪鳥。「ヌグトゥ=レイ(Nugutu-Lei)」とも呼ばれる。その体はあまりにも巨大で、とまれば太陽を地平線から隠し、羽ばたけば地上に嵐を引き起こすという。特に人間を好んで捕食するとされる。あるとき英雄オコヴァの妻もヌガニ=ヴァツ(Nugani-Vatu)によって攫われて食べられてしまった。オコヴァは妻の兄であるココウアとともに復讐に出掛け、ヌガニ=ヴァツ(Nugani-Vatu)の住処であったサワイラウ島で二人で隠れて待っていた。別の犠牲者を捕まえて帰ってきたヌガニ=ヴァツ(Nugani-Vatu)は食べることに夢中で二人に気づかず、その間に二人はヌガニ=ヴァツ(Nugani-Vatu)の足の間に潜り込んで腹を深く槍で突き刺した。こうしてオコヴァは復讐を遂げた。ヌガニ=ヴァツ(Nugani-Vatu)の死体は崖から海に落とされたが、そのとき起きた波はずっと遠くにある島にまで達したという。ヌガニ=ヴァツ(Nugani-Vatu)の羽の一つはオコヴァの船の帆として利用された。

ページにリダイレクトします。