人魚

日本各地で伝承が残っている、上半身が人間で下半身が魚の姿をした想像上の動物。顔だけが人間で他の部分は魚のいわゆる「人面魚」のような姿だとも言われる。「日本書紀」には推古天皇の時代に兵庫県で不可思議な魚がつかまったと言う記述があり、これが人魚の発見された最初の例であるとされている。日本において人魚の肉は三千歳まで生きられる長寿の薬になるとさる。また人魚の油を体に塗ればどんな寒いときでもぽかぽかと暖かいとされる。 中国の最古の地理書とされる「山海経」にはこれらの人魚とは異なる姿の人魚が描かれている。この人魚は山椒魚のように4つの足が生えた魚で、赤ん坊のような声で鳴き、食べると痴呆症を防ぐことができるのだという 人魚(にんぎょ) 寺島良安編「和漢三才図会」より 国立国会図書館デジタルコレクション蔵 人魚(にんぎょ) 1805 鳥山石燕著 「今昔百鬼拾遺(雲)(こんじゃくひゃっきしゅうい・くも)」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain 建木の西にあり/人面にして魚身/足なし胸より上ハ人にして下は魚に似たり/是氐人国の人なりともいふ 人魚(にんぎょ) 晋・郭璞伝、明・蒋應鎬画「山海経」より 国立国会図書館デジタルコレクション蔵

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