クァット

太平洋南西部のニューヘブリデス島における善なるヴイ(Vui)(精霊)。「カト(Qat)」とも呼ばれる。砕かれた石から生まれ、すぐに成長し話すようになった。クァット(Quat)は木から六日かけて人間の男と女を作り出し、三日間隠しておいた。そして、三日後に踊りと太陽で男女に命を与え、喜ばせた。ところが、マラワ(Marawa)という蜘蛛の精霊がココヤシの葉を敷き詰めたにその木の人間を六日間埋めておいたので人間はすべて腐ってしまった。こうして人間は死ぬようになったとされている。マラワはクァット(Quat)の友好的敵対者とされ、クァット(Quat)はたびたび11人いるねたみ深い兄弟に殺されそうになるが、マラワによって助けられている。また反対にある伝承では、カサヴァラ(Qasavara)という怪物に兄弟達が食べられてしまったことがあったが、この時クァット(Quat)はカサヴァラを倒して兄弟達を助けている。 万物の最良のものは、クァット(Quat)が兄弟や妻と船出した時にカヌーで持ち去った。人々はいつの日かクァット(Quat)がこういった品物を舟に満載して帰還することを信じている。このような思想は「カーゴ・カルト(積荷崇拝)」と呼ばれ南洋先住民の間で普遍的である。

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