ココマート

ネイティブアメリカン、ユマ族の創造神で善性を象徴する神。悪性を象徴するバコタール(Bakotar)と対の存在。世界には最初、水だけがあり、その水から霧が立ち上ることで空となったという。水の底には二つの存在があり、呼吸もせず動きもしなかったが、その片方から善なるものが現われ、目を閉じたまま水から出た。善なるものは自分に「ココマート(Kokomat)(全ての父)」と名付けた。するともう片方の悪なるものがココマート(Kokomat)に問い掛けた。「兄弟よ。どうやって水から出たんだ? 目は開けていたのか?」。ココマート(Kokomat)は悪の存在が弱くなるようにと考えてこう答えた。「水中では目は開けていた」と。おかげで悪なるものが水面に出てきたときは盲目になっていた。ココマート(Kokomat)はそれに「バコタール(Bakotar)(盲目なる者)」と名付けた。その後ココマート(Kokomat)とバコタール(Bakotar)は人間を作ったが、バコタール(Bakotar)が作るものは形の歪んだものばかりだった。ココマート(Kokomat)はユマ族を始めとして24種の人間を作り、最後に白い人を作った。しかし、白い人はわがままだったので、二本の枝を十字に縛って与えた。ココマート(Kokomat)は最後に「死に方を学べ」と言い残し、自らを死なせた。

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