カラウ

シベリア北東部のコリャク族に伝わる悪鬼達。「カラ(Kala)」とも呼ばれる。創造神テナントムワン(Tenanto'mwan)が材木を取りに森に行くと、地下に一軒の家があった。そこはカラウ(Kalau)の家で、カラウ(Kalau)達はテナントムワン(Tenanto'mwan)を捕まえ、食べるために太らせ始めた。あるとき、テナントムワン(Tenanto'mwan)は年老いたカラウ(Kalau)の見張りで外に出た。テナントムワン(Tenanto'mwan)は、研いでやろうといってそのカラウ(Kalau)の斧を借り、また「鴨の群れだ」と嘘を言ってカラウ(Kalau)がそっちを向いている間に斧で首を切り落として逃げ出した。 自分の家まで逃げたテナントムワン(Tenanto'mwan)は、「至高神の宇宙」ニャイニネン(Na'ininen)に「彼らの矢は両目があって、絶対に的に命中する」と訴えた。そこで、ニャイニネン(Na'ininen)はテナントムワン(Tenanto'mwan)に鉄の口を与えた。まもなく、カラウ(Kalau)の息子達がテナントムワン(Tenanto'mwan)に追いつき、矢を放ちだしたが、テナントムワン(Tenanto'mwan)はそれを全部鉄の口で受け止め、全部飲み込んでしまった。矢を全部失ってしまったカラウ(Kalau)達は逃げ出した。その後、テナントムワン(Tenanto'mwan)は矢を吐き出して息子達に与えたという。

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