観音菩薩

仏教における菩薩(Bodhisattva)の一尊。サンスクリットでいうアヴァローキテーシュヴァラ(Avalokiteshvara, Avalokiteśvara)が意味により漢訳されたもの。正しくは「観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)」ないし「観自在菩薩(かんじざいぼさつ)」と称する。また「観音薩埵(かんのんさった)」などとも称する。また千手観音(Sahasrabhuja)や不空羂索観音(Amoghapāśa)といった多くの変化観音と区別するために、本来の観音菩薩(Avalokiteśvara)を「聖観音(しょうかんのん)」と称することもある。勢至菩薩(Mahā-sthāma-prāpta)とともに阿弥陀如来(Amitāyus, Amitābha)の脇侍とされ、普通は華冠や掌上に阿弥陀如来(Amitāyus, Amitābha)の化仏(本地仏を表す小さな像)を持つ。インドでは美男子としてあらわされるが、日本では女性の像として表される。また日本ではインドでも起源をもつ六観音以外にも、日本の民俗信仰から生まれた変化観音を多く含む三十三観音などが信仰される。 主な変化観音 十一面観音(Ekādaśamukhāvalokiteśvara)(じゅういちめんかんのん) 馬頭観音(Hayagrīva)(ばとうかんのん) 准胝観音(Cundī)(じゅんていかんのん) 白衣観音(Pāṇḍaravāsinī)(びゃくいかんのん) 千手観音(Sahasrabhuja)(せんじゅかんのん) 不空羂索観音(Amoghapāśa)(ふくうけんさくかんのん) 如意輪観音(Cintāmaṇicakra)(にょいりんかんのん) 觀世音菩薩 1804 藤原行秀 写 「十王寫(じゅうおううつし)」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain 十王図の第八幅に平等王の本地として描かれたもの。 聖観音 「諸尊図像鈔」より 国立国会図書館蔵 Copyright: public domain

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