イラ=イライ・ランギト

ボルネオ島ダヤク族の創世神話に登場する巨大魚。世界の時間が動き出す以前、万物は巨大な蛇の口の中に閉じ込められていた。世界が創造されて時間が始まると、地が盛り上がって黄金の山となり、そこに天界を治める至福神が住むようになった。一方で宝石の山が誕生し、下界を治める神はここに住み始めた。やがて二つの山が幾度となく衝突し、その度に宇宙の断片が少しずつ作られていった。この期間は創世の第一期と称されるが雲や空、山、崖、太陽、月などはこうして創り出された。その後、「天の鷹」とイラ=イライ ランギトが生み出され、続いて目が宝石で出来ているディディス・マヘンデラ(Didis Mahendera)、黄金の唾液を持つロワング・リウォ(Rowang Riwo)という二つの神話的な存在が誕生した。そして最後に天界神マハタラの黄金の首飾りが現われた。

ページにリダイレクトします。