イヌグパスグスーク

カナダに住むイヌイットの伝説に登場する心優しき巨人。巨体ゆえたかっているシラミでさえレミング程の大きさだったという。イヌグパスグスークは入り江に棲んでいて魚やクジラ、アザラシなどを食べて暮らしていた。人間にとても友好的で暇なときであればいつでも人間の漁の手伝いをしてくれたという。自分が海に足を踏み入れたことで起こった津波で村が飲み込まれそうになった時は、村ごと手で救い上げて別の場所に移して村人達を避難させたこともあった。ある時イヌグパスグスークは人間の女に一目ぼれし、その夫に頼み込んで自分の妻と女を交換してもらった。だが性交にいたって彼の大きすぎる男根はその女の体を真っ二つに引き割いてしまった。イヌグパスグスークの妻をもらった人間の男も巨大な膣に体ごと吸い込まれてしまい、あとになって骨だけ出てきた。自分の我儘によって人間の夫婦を揃って殺してしまったことにイヌグパスグスークはひどく後悔し、死んだ夫婦の息子を引き取り自分達の息子として育てた。成長した息子はイヌグパスグスークに頼み込んで故郷の村に帰ったが、巨人夫婦と暮らしていた息子の体はいつの間にか巨大化していて誰にも人間と気付いてもらえなかった。彼はイヌグパスグスークの元に帰って巨人として暮らしたとされる。

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