亥の子

日本の民俗信仰に見える田の神。「猪の子」と書くこともある。イノシシが一度に十二匹の子供を産むとされるところから、多産の神として信仰されるようになり、後に農業と結びついて豊穣の神とされるようになったと考えられている。陰暦の亥の月、亥の日、亥の刻に新穀でついた餅を食べて亥の子を祝う行事があり、これは宮廷行事として平安初期から行われてきた。これは収穫の終わる時期であり、民間では収穫祭の日とされた。亥の子祭りを春に行う地域もあり、これはイノシシが春に山から下りてきて田んぼの近くに住居を移すことに由来すると考えられている。

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