阿比神

日本の広島県の漁師に信仰される漁業の守護神。「アビ」と呼ばれる海鳥(シロエリオオハム)の群れが円をなしてイカナゴの群れを追い込む習性を利用し、アビの群れを目印にイカナゴとそれを狙うスズキや鯛を釣り上げる、「アビ漁」と呼ばれる漁法の守護神。アビは鯛漁の神として尊重され、漁師の間ではアビを決して捕獲しではいけないという決まりがあった。アビに釣り針が掛かって誤って殺してしまった場合でも、その死んだアビを船に隠し、寄港してから丁寧に葬り冥福を祈ったという。現在は環境破壊による瀬戸内海のイカナゴの減少に伴い、瀬戸内海で見られるアビ類も減少したためアビ漁は行われていないが、呉市豊浜町の豊島には阿比神祠があり、漁師に信仰されている。

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