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説明
インドネシアのカリマンタン(ボルネオ)島東南部に住むダヤク族における至高神。人間界の上、42層の雲を突き抜けたところにある上界にすんでいるという。下界に住むジャタと対を成している。ジャタが「バウイン・ジャタ・バラワグ・ブラウ」という長い正式名称をもっているのと同様に、「ラジャ・トントグ・マタナンダウ(Raja Tontong Matanandau=太陽の君主)」「カナハロン・タンビグ・カバンテラン・ブラン(Kanarohan Tambing Kabanteran Bulan=月の王)」などと呼ばれた。ボルネオ下流域のイスラム教化が進むとティガグは「マハタラ(Mahatara)」と呼ばれるようになった。
キーワード
参考文献
- 02東洋神名辞典 DICTIONARY OF DETIES AND DEVINES
- 監修:山北篤
- 著者:桂令夫、草野巧、久保田悠羅、他
- 発行者:高松謙二
- 発行所:株式会社新紀元社