執金剛神(しゅこんごうじん)

Vajradhara, Vajrapāṇi

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説明

仏教における一尊。同字で「しゅうこんごうじん」とも読む。名前は雷神インドラの別称あるいはヤクシャの一人である、「ヴァジュラダラ("ヴァジュラ(金剛杵)を所有する"の意)」或いは「ヴァジュラパーニ("ヴァジュラを手に持つ)」を意味から漢字にしたもの。同じく意味訳から「持金剛(じこんごう)」、「金剛手(こんごうしゅ)」などと呼ばれる他、ヴァジュラダラの音訳より「伐折羅陀羅(ばさらだら)」、ヴァジュラパーニの音訳より「跋闍羅波膩(ばじゃらはじ)」とも呼ばれる。

如来の堅固の智を象徴する金剛杵をもって仏法を守護する護法神とされる。ただ、「執金剛」や「金剛手」などといった名称は、手に金剛杵を持つ仏尊(つまり胎蔵界曼荼羅金剛部院の諸尊)全ての総称として使われたり、十九執金剛の主尊である「金剛手秘密主(こんごうしゅひみつしゅ)」(=金剛薩埵)を指すこともある。「増一阿含経」などによれば密迹金剛と同体であり釈迦を護る脇侍であったが、寺院などの聖域を守護する神とされるに至って阿形(口を開けた像)と吽形(口を閉じた像)の二体で表されるようになり仁王と呼ばれるようになった。

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