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説明
チベット仏教においての十二神将。名前は「12人の大将のヌージン(ヤクシャ=夜叉)」といった意味。日本の十二神将のように十二支に振り分けられてはいないが、「ロコル・チュニー(Lo 'khor bcu gnyis, Lonkhor chunyi)」と呼ばれる十二年の周期と関連付けられることがある。従って十二支の動物の冠も着けていない。下に挙げた持物は一例でこれと一致しない作例もある。また左手には宝を吐き出すマングースを持つことが多い。
この項目に関する表
チベット名 | 梵名 | 持物など | |
---|---|---|---|
ジジク |
クンビーラ |
黄色身で宝杵を持つ。 |
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ドルジェ |
ヴァジュラ |
白色身で宝剣を持つ。 |
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ギェンジン |
ミヒラ |
黄色身で宝棒を持つ。 |
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サジン |
アンディーラ |
緑色身で宝鎚を持つ。 |
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ルンジン |
アニラ |
紅色身で宝叉を持つ。 |
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ネーチェー |
シャンディラ |
煙色身で宝剣を持つ。 |
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ワンジン |
インドラ |
紅色身で宝棍を持つ。 |
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トゥンジン |
パジュラ |
紅色身で宝鎚を持つ。 |
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マジン |
マホーラガ |
白色身で宝斧を持つ。 |
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サムジン |
キンナラ |
黄色身で羂索を持つ。 |
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ヨジン |
チャトゥラ |
青色身で宝鎚を持つ。 |
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ゾクジェー |
ヴィカラーラ |
紅色身で宝鈴を持つ。 |