モイングイイマ

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説明

ネイティブアメリカン、北アメリカ東部に住んでいた農耕部族であるホピ族における、トウモロコシを含むすべての食用植物の神。「ミュイイングワ(Müy'ingwa)」とも呼ばれる。農耕部族であるホピ族にとって、トウモロコシは最も重要な作物である。モイングイイマは少年ほどの背しかないが、ちゃんと伴侶もいる大人として描かれる。赤・黄・緑・白・黒の五色で彩られた仮面をかぶり、トウモロコシでおおわれた体にトウモロコシの頭花を足とした姿であらわされる。ホピ族の人々は野菜を植えるとき、モイングイイマに作物が実るように祈りをささげる。毎年夏になるとモイングイイマの体重は増える。これはその体内でトウモロコシを始めとしたスイカ、かぼちゃなどの作物が育つからで、十分実が育つとモイングイイマは自分の身体を削ぎ落とす。すると植物に実がなり、彼自身はやせ衰える。自分の姿を見て、モイングイイマは悲しむが、彼のおかげで毎年作物が実るというわけだ。かつてモイングイイマはホピ族の人々ともに暮らしていたが、今ではその地を離れ西部に移っていったと伝えられている。

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