溝出

みぞいだし

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説明

日本における妖怪の一種、あるいは死霊。竹原春泉画、桃山人文の「絵本百物語」で紹介されているもの。他の文献には見られないが、百鬼夜行絵巻によく見られる壊れた唐櫃から化物が這い出してくる描写が元になっているとも考えられる。ただし溝出の場合描かれているのは破れた葛籠とそこから這い出そうとする骸骨である。絵の讃によれば、貧乏だった男が死んだ時に葬儀を出すお金がなかったので葛籠に遺体を入れて捨て置いたところ、遺体が勝手に動き出し皮がはがれて白骨となり踊りだしたという。死者を敬い、遺体は粗忽に扱うものではない、と諭した話と考えられる。

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