倶利伽羅龍王(くりからりゅうおう)

Kṛkāla, Kulika

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説明

仏教における龍王の一尊で不動明王の化身とされる。サンスクリット名を「クリカーラ(Kṛkāla)」ないし「クリカー(Kulika)」といい、同訓で「倶力迦羅龍王」、「倶哩迦羅龍王」などと記すほか、「倶哩迦龍(くりかりゅう)」、「拘理迦(くりか)」、「古力迦龍王(こりかりゅうおう)」、「倶哩迦羅大龍王(くりからだいりゅうおう)」などの名前でも呼ばれる。また意味訳から「黒龍(こくりゅう)」、「黒色龍王(こくしきりゅうおう)」、「尊勅龍王(そんちょくりゅうおう)」などの別称を持つ。

不動明王が外道と争ったとき、智火の剣となりまた龍に変成し、外道を従えたという説話があり、この龍が倶利伽羅龍王とされる。倶利伽羅龍王は剣に巻きつく炎を纏った龍の姿で表されるが、剣は外道を象徴し、倶利伽羅龍王はこれを従える不動明王自身を象徴する。またその四肢は降三世明王軍荼利明王大威徳明王金剛夜叉明王の四大明王を象徴でもあるという。

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参考文献

  • 47密教辞典
    • 編集:佐和隆研
    • 発行者:西村七兵衛
    • 発行所:株式会社法藏館

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