波山

ばさん

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説明

日本における妖怪の一種、あるいは怪鳥。竹原春泉画、桃山人文の「絵本百物語」で紹介されているもの。「婆娑婆娑(ばさばさ)」ともいう。また桃山人はその姿形から「犬鳳凰」もこれと同じではないか、としている。伊予(現在の愛媛県)の山中にすむ巨大な鳥で鶏冠(とさか)が異常に発達した鶏のような姿をしている。口から火を吹くがこの火は他のものに燃え移らない、いわゆる「陰火」だという。夜更けに家の門をばさばさと音を立てて驚かすが姿は見えない。多田克己氏は寺島良安の「和漢三才図会」第四十四巻山禽類に描かれた「食火鶏(ひくいどり)」を参考にしたのではないかと類推している。「和漢三才図会」に描かれた食火鶏と波山は同じようなポーズをとっており、普通の鳥より体が大きい事や火に関連がある事などが共通している。

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